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美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2015年02月7日

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその8-道具編

学科試験A日程が終わり、入試業務としては最初の山を越えた手羽です。
ムサビ入試日程的にも今日が折り返し地点。
ただ最初の山で、すぐに次の山「学科試験B日程」がやってくるのだけど。
今年は学科試験の間が短いんですよね。

今日の入試はムサビが映像学科、タマビがグラフィックと彫刻、東京造形が絵画。
東京私立美大一般入試も佳境に入ってきました。
受験生もここが踏ん張りどころ。

 

美大受験アドバイスシリーズをお送りしています。
これまでの話はこちら。

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその1-導入編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその2-交通編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその3-会場編

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその4-実技試験編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその5-学科試験編

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその6-緊急編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその7-時間つぶし編

 

本日は「道具」の話を。
といっても、昨日からアドバイスでもなんでもない話なんだけどね。
前半で一気にアドバイス書いちゃったからネタに困ってまして・・。

 

入試にも「流行」があり。
あ、インフルエンザの流行はお断りしております。

流行ではないんだろうけど、受験生の描いた絵を見ると、
「うちらの頃はこういう描き方はなかったなあ」
「へー。今どきの画塾はこういう指導をされてるんだなあ」
というのがあるんですよね。
具体例は難しいけど、例えば木炭と鉛筆の併用や油絵にアクリル絵の具使うのもそのひとつかな。
今じゃムサビ携行用具に「アクリル絵具可」とまで書いてありますから。
手羽が受験した頃はなかったのに(知らなかったのに)今はそのテクニックを使う人が多いっていうのは、全然進化がなさそうな美大受験業界においても、微妙に進化(?)してるってことであり。

そう考えると、

デスケルが初めて発売された時は「なんて便利なものが発明されたんだ!!文明の勝利!」とみんな感動したんじゃないかと思ってまして。
それまで計り棒でやってたことが、もっと簡単に正確にプレート一枚でできる!
iPhoneのように
「これを使うのが流行最先端」「これを持ってるのが都会の人間」「お母さん、みんなデスケル使ってるから買ってよ。仲間外れになっちゃうよ」的な状態に当時はなったんじゃないかと。

ただ、「美大受験でデスケル使ってるとバカにされる」という話もありますね。
「受験時にデスケル使うのは素人の証拠」「あいつデスケル使ってやがるぜ。オレの相手じゃない。ぷぷぷ」的な空気がやっぱりあります。
個人的にはデスケルぐらいいいんじゃないかと思うのだけど、

それで思い出すのが、ツナギ。
手羽が受験の時、画塾の先輩が東京の美大入試直前につなぎを新調したんですよ。
すると、買ってきたばかりのツナギに油絵具をベタベタ塗りだして。
「な、なにやってるんですか?!」を聞くと、「だってきれいなままだと東京の人間にバカにされるでしょ。あいつ、油絵素人だぜって。汚い方がうまいっぽいし」という答え。
「なるほど。こういうハッタリ受験テクニックがあるのか。浪人したら自分も来年はこの方法を使おう」と思ったもんです。
ちなみに手羽は現役合格し、先輩は4浪しました・・・。
「そういうことを気にする時間があれば」ってやつかもしれない。

 

流行といえば、美大受験の必須アイテムだった「ガラガラ」もこの数年で変わりました。
あ、「ガラガラ」ってキャリーカートのことです。
EMINENT サイレントキャリーカート 耐荷重40kgタイプ 75-51181
実技試験日はみんなこれに画材類をしばりつけて、美大までの道のりを「ガラガラ」と歩いたもんです。
美大実技試験日の駅前はガラガラがうるさかったり、 途中で荷物がこぼれちゃって、しばりなおしながらね。

でも今どきの受験生はキャリーバッグなんですよ。
今年はキャリーカートよりキャリーバッグを使ってる人の方が多い印象。
いやー、最初見た時は「あ、その方法があったか」と目から手羽先の皮が落ちる感覚で。
キャリーバッグなら荷崩れする心配がないし、中身も見えないし、雨に濡れる心配もないし、カートよりも音が小さい。
「なんで昔からこれにしなかったんだろ?」と手羽は思いました(笑)
唯一の欠点はカルトンやパネル、バケツをしばれないことかな。
ま、手に持てばいいだけなんだけど。

アドバイスらしいことを書くなら。

受験の時に自分がどういう道具使ってようが、周りがどんな格好してようが、(違反じゃなければ)受かればいいんです。
気にする必要ないっす。
周りが頭良さそうに見えるかもしれないけど、周りもあなたのことをそう思ってるはず。
受験で地方出身だからとバカにされることもないです。

周りの人のツナギや道具がすごく汚れてて、「おおお。こいつら、油絵をいっぱい描いてるっぽい(汗)ど、どうしよう」とビビる必要はありません。
エイジングをかけてるだけかもしれませんから。
ただのハッタリかもしれませんから。

以上、 しかし、今でもこういうことやってる人がいるのか謎な手羽がお送りいたしました。

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