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美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2015年02月6日

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその7-時間つぶし編

そんなに雪は降らなかった手羽です。

こっちの気持ちは完全な雪対応モードだったから、降らなかったら降らなかったで「雪よ、お前、もう少し頑張れよ・・」と言いたくなる、例えるならファイターモードからガウォーク形態にチェンジして「いつでも来いや。こっちはバトロイドにいつでもなれるで!」とスタンバってたのに、・・・ってこの例えはわかりにくいか・・。
でも受験生のこと考えると降らないのが一番です。
ただ、朝1の路面はツルンツルンになってるだろうから、受験生の皆さんはアレしないように気を付けましょう。

今日のムサビ入試は学科試験と基礎デ・映像・芸文・デ情。
タマビはプロダクトと演劇舞踊デザイン。あ、演劇舞踊「身体表現」は受験番号で集合時間違うから気を付けてね。
演劇舞踊コース「身体表現」の班別について
でも身体表現の実技試験ってTAUホールとかでやるんですかね。

 
美大受験アドバイスシリーズをお送りしてます。
これまでの話はこちら。
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその1-導入編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその2-交通編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその3-会場編

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその4-実技試験編
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその5-学科試験編

手羽ちゃんの美大受験アドバイスその6-緊急編

ムサビの学科試験は国語と外国語の間が1時間あるんで、受験生は時間を持て余しちゃうんですよ。
なので今日はあえて時間つぶしができる、なおかつ美大受験生と関係する軽い話題を。

 

石膏ボーイズって知ってます?

美大受験者なら必ず一度はお世話になってるであろう、マルス・メディチ・ジョルジョ・ヘルメスの石膏像によるユニット(?)でKADOKAWA、ザリガニワークス、ホルベイン画材の共同プロジェクトです。
石膏像が芸能活動!? キャラクタープロジェクト「石膏ボーイズ」始動!

メインターゲットはずばり現役美大生、その卒業生や入学志望者なんだそうで、紹介プロモーションビデオもあるんだけど、

*音が出るのでご注意

このボカロが頭を周る・・・。

2015年4月からホルベインさんはクロッキーメモ・クロッキーブック・ミニメモ、KADOKAWAさんからカンバッチ・クリアファイル・シールなどのコレクショングッズが発売されるそうです。

 

美大受験生なら、石膏像にはいろいろと思い出があるんじゃないかしら。

ヘルメスは手羽が生まれて初めて描いた石膏像。
「最初に描いた石膏像」、というより画塾に入って最初に描いたモチーフであり、木炭で木炭用紙に生まれて初めて描いたのがヘルメスだったんです。
小中高校と「手羽ちゃんは絵がうまいねー」と褒められ続け、高校でも「絵が上手な人ベスト3」に入ってたから美大受験を決めたのに、画塾に行くと自分よりうまい人がごっそりいることに気が付き、
「木炭は芯を抜いて使う」
「影には暗い影と明るい影がある」
「輪郭線は存在しない」
「ただ描くだけじゃなく画面にうまくおさめないといけない」
「食パンが消しゴムになる」
ことを最初に知ったのが、このヘルメスでした。
もちろん初心者が必ずやっちゃう「パーマを線でクリクリ描いちゃう」も経験済み(笑)
なぜかこういうのって忘れないもので。

マルスも忘れもしません。
手羽が受験したムサビ油絵・デッサンのモチーフで(当時は入試で石膏像が普通に出てた)、場所が正面3列目。
経験者ならわかると思いますが、どう描いたってよく見えない場所で・・・。
「どうすればいいんだ(涙)」な状態を6時間悩んだ、今でもトラウマがある石膏像。

ジョルジョは画塾の先輩が周りの空気感含めてうまく描いてて、「こんな風に描けるといいなー」と思ったっけ。

メディチはこのクネっとした動きが生理的に苦手で・・今でもこの運動感は描かずにすむなら描きたくないなあ・・いや、描くことはないだろうけど(笑)

石膏ボーイズには入ってませんがミケランジェロは、浪人の先輩たちとそんなに差がないデッサンを描くことが初めてできて、「あ、このペースで行けば美大に現役合格できるかも」とうっすら思った、手羽にとっては縁起のいい石膏。
(たまたまその1枚だけでしたが涙)

画塾にある石膏像を全部描いたわけじゃなく、ラオコーンは描いてみたかったけどタイミングが合わなくて描けなかった石膏像。

などなど、石膏像あるある話だけで、美大受験生は1時間ぐらい平気で語れるはず(笑)

 

石膏像といえば、最初の発売は2005年なので見たことある人も多いと思うけど、
カプセル文化講座 石膏デッサン入門
Yujin:立体カプセル百科事典 石膏デッサン入門2
こういうのも出てます。
もちろん手羽は広報時代に大人買いの箱買コンプリートし、現在は広報入学センターのカウンターに置いてあります(笑)

ちなみに今はこんなものまであるの。
タカラトミーアーツ:考えない人

 

もひとつ石膏像といえばこんな本が。

488108156X 恋する石膏像―つめたい石膏像とあつく語ろう
視覚デザイン研究所
視覚デザイン研究所 2000-08
by G-Tools

石膏像になってる人物のストーリーを知ることができます。

受験時代、
「本当はガッタメラータは馬に乗ってる」
「ボルゲーゼの闘士は右手に剣、左手に盾を持って勇ましく戦ってる姿」
ってのを画塾の先輩から教わったっけ。
なんでこんな運動感をしてるのかは胸像だけではイメージできないけど、知らないと運動感を把握できない。
あの頃はネットがなかったから、石膏像や美大の知識は先輩から教えてもらうしかなく。
藝大へ行った時にガッタの騎馬像を初めて見れた時は感動したし、ムサビで闘士の全身像を見た時もすんごく嬉しかったなあ。

ちなみに「好きな石膏像はなんですか?」と聞いて30秒位以内に「うーん、アポロかな?」等と答えられる人は枚数を描いてる人なので、絵を描かせずにその人のデッサン力を知ることができる簡単な方法です(超偏見)

 

ただ、「この時代に、いまだに石膏像模写崇拝ってどうなのよ?」という考え方もありまして。
「うちは新しい教育をやってるので、石膏像は一体もありません!」とオープンキャンパスで自慢してる美大さんもあるし(個人的にはそれもどうかと思うのだけど)、私立美大入試で石膏像をモチーフで出してる大学は少ないです。
ムサビも出さなくなったし(今年出たらごめんなさい)

 

以上、石膏ボーイズのマーケットがどれくらいあるのか不安な手羽がお送りいたしました。

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