2015年02月2日
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその3-会場編
中島信也さんからメールが届いた手羽です。
なかじましんやです!
皆様LINEお使いでしょうか?
中島この度フジテレビ系列の LINEスタンプ制作番組「ムチャブリスタンパー」にコメンテーターとして出演します!・2月2日(月)深夜1時頃~
(つまり火曜日早朝)
・2月9日(月)深夜1時頃~
・2月16日(月)深夜1時頃~
の3回連続出演!
中島がスタンプ作るわけではないのですがregular出演者スチャダラパーのBose君、Youちゃんとスタンプ制作ドキュメンタリーを見てトーク炸裂です!
中島さんに「Facebookやりましょうよ」と誘ったんだけど、「facebookとtwitterは嫌。でもLINEはやってる」だそうで。
今夜ぜひチェックしてください。
あ、受験生は寝てね。
美大受験アドバイスシリーズをやっております。
■手羽ちゃんの美大受験アドバイスその1-導入編
■手羽ちゃんの美大受験アドバイスその2-交通編
さて、いよいよ明日からムサビ入試も始まるので 今日は会場編を。
といいつつ、ここから始まるわけですが
(0)前日午前中までにもう一度募集要項を確認しよう。
最低3箇所確認を。
「場所(会場)」と「試験日時」と「持ち物リスト(携行道具)」です。
極端な話、会場と日時と持ち物さえ間違ってなければ、あとはその場に自分さえいればどうにでもなります。
前日午前中までチェックできれば、いくらでも対応できますから。
「教室は暖かいからどうの」とか「空気が乾燥してるからどうの」とか「待ち時間がどうの」とか「鉛筆は」とか「絵の具は作ってもってけ」とかは、あくまでもオプション情報にすぎず。
まずは「場所」「時間」「もの」、そして「自分」が正しい状態か確認を。
なぜかはこの後。
(1)ムサビの試験会場は鷹の台キャンパス
「武蔵野美術大学」だから武蔵野市吉祥寺が試験会場だと思って吉祥寺校に行っちゃう人が時々います。
最近でもお客さんが吉祥寺校に行っちゃったケースがあります・・。
完全な思い込み。
人間の思い込みって、だいたいは「自分の都合のいいようにしちゃう」もので。
もしくは吉祥寺校で勉強したムサビOBOGのご両親が「場所は吉祥寺」とアドバイスしちゃったせいかも。
タマビも橋本キャンパスなのか上野毛キャンパスなのか、女子美は相模原キャンパスなのか杉並キャンパスなのか、「調べるまでもない」かもしれないけどもう一度確認しましょ。
(2)「早めすぎる行動」もつらい
「受験なんだから早め早めの行動を」と言われるだろうし、私もよく書きます。
ただ、ムサビ正門が開くのがだいたい8時半頃です。
それ以前だと寒い中外で待つことになります。
早く構内に入れてあげたいんだけど、モチーフを組んでるんで最終確認が終わるまでは誰も入れられないんですね。
7時ぐらいからポツンと正門前で待ってる方がいるんですが、さすがにこれは早すぎでして。
あの時間だと、ムサビの周りはお茶を飲むところも何もないし、暖を取れるところもなく。
なので、「8時半ごろにムサビに着く」「8時には国分寺駅をクリアしてる」ぐらいの目標がちょうどいいかもしれません。
(3)学校に着いたらヘッドフォンを外そう。
電車遅延などで試験時間繰り下げが決まったら、誘導係や構内放送で時間変更されたことを頻繁にアナウンスするんだけど、聞いてない受験生がいるんですよ。
「てかあれだけアナウンスして聞いてないって、どういうことだ?!」と思うんだけど、それは もちろんヘッドフォンをしてるから。
大事な情報が流れてるかもしれないから、とりあえず大学に着いたらヘッドフォンを外すか、ボリュームを下げようね。
(4) 時計は必要!
普段はスマホで時間確認してるかもしれません。
でも、試験時は電子機器は電源切ってかばんの中に入れるよう指示があります。
持ってなかったら、コンビニとか100円ショップでいいから安いデジタル時計を購入しときましょ。
学内世界堂でも売ってるけど、在庫切れになる可能性もあるんで。
家で使ってる目覚まし時計でもいいっちゃいいんだけど、音が響いちゃうんだよね。
(場合によっては注意されるかも)
おっと、キッチンタイマーはダメよ。
(5)ムサビ実技はカルトン(パネル)が必要
ムサビ入試では、これだけわかってもらえてればいいくらい。
「受験生は何を一番忘れてくるか?」の質問には即答できます。
カルトンまたはパネルです。
カルトンとは「デッサン用の画板兼紙ばさみ」のこと。
詳細は造形ファイルで説明されてるのでそちらをご覧ください。
■カルトン | 武蔵野美術大学 造形ファイル
ちなみに一般的にはカルトンとは「レジの小銭置き」を表します。
ちなみにちなみにカルトンはフランス語が由来なんですがcartonは英語読みでカートン。
「タバコの1カートン」のカートンだよ。
数的には受験票・時計を忘れてくる人が多いけど、最悪それらはなくてもなんとかなるもの。
(受験票を忘れてきても仮発行ができます)
でもカルトンを忘れちゃデッサン試験では絵が描けない。
「家に忘れちゃった」ではなく「大学で配られる」「貸してくれる」という思い込みで忘れてきちゃうのよね。
友達や講師から聞いた噂話パターンもあります。
多くはタマビ入試とゴッチャになってるケースね。
カルトンやパネルを用意してくれる大学、イラストボードまたは水張りされたパネルを回答用紙とする大学がありますが、ムサビ実技入試で配られる回答用紙はすべて「紙」です。
木炭用紙だったりケント紙だったり。
カルトンやパネルの貸し出しは一切行っていないので、世界堂さんなりに走って買いに行ってもらうことになります。
これ、今まで例外ありません。
「確か貸してくれないはず」ではなく「貸し出していません」の手羽ブログでは珍しく超断定形です。
過去も貸し出したことは一度もありません。
毎年、試験開始直後、「あれ。パネル貸してくれないの?」とその段階で気が付き、世界堂へパネルを買いに走っていく受験生が後を絶たなくて・・。
友達や講師からの噂話を信用して1回の試験のためにパネルを購入するのって、ちょっともったいなくない?
カルトンを忘れると、お金的にも時間的にも精神的にも非常にロスになるので気をつけてね。
予備校講師やお母さんや友達の
「きっと忘れたら貸してくれるだろう」
「昔は貸してたと思う」
「去年誰かが貸してくれたって言ってた」
「確か水張りされてるんじゃない?」
「国分寺から無料シャトルバスが出てるはず」
な不確かな情報に惑わされないで。
電車やバスの中に忘れてきてしまう受験生もボチボチといらっしゃいますので、ムサビにつくまで気を抜かずに!
はい・・・手羽はムサビ入試の時、実家からカルトンを持ってくるのを忘れた人間です(笑)
前日、(当時)立川の世界堂で購入しました・・。
(6) 教室に着いたら、まずは受験番号の確認を!
ムサビは試験が始まる前に試験監督が
「この教室は受験番号●番から●番までの教室です。ご確認ください」
と伝えるようマニュアル化されています。
でも、それでも気が付かない受験生がいまして・・。
試験が始まってから受験票のチェックを試験監督が一人ひとりしていくんですが、ガンガン描いてる時に、試験監督から「・・・あなた、ここじゃないよ(汗)」と言われ、あわてて教室を移動するケースが年に数件あります。
この場合、移動して一から書き直しなんですよ。
もちろん時間の配慮はありません。
必ず教室についたら入口表示でまず確認。
室内に入ったら室内黒板にその教室の該当番号が書かれてあるので、そこでも確認。
そして試験監督が入ってきたところでもう一度確認。
試験が始まってからもう一回確認・・・ぐらいのことはしてもいいと思います。
「え。そんなの当たり前でしょ・・」と思うかもしれないけど、意外と緊張しててできないもんなんです。
(7)ムサビ4号館下パン屋は営業してません
先輩から「ムサビ内にエミュウっていうおいしいパン屋さんがあるよ」と聞いてたり、オープンキャンパスでパンを買った人もいるでしょう。
それらの人は「ムサビでパンを買おう」と思ってるんじゃないかしら。
パン屋が営業してるかどうかがそんなに大事か?
終日試験の受験生はお弁当を持ってくるよう募集要項に書いてあるので、普段の入試日ではそんなに大事ではありません。
でも、2月3日と5日ではすごく意味があって。
木炭デッサンでは食パンをケシゴムとして使用するんです。
食パンの白い部分をちぎって、こねて、ネリケシのようにして使うの。
この文明の進化した現代、「この後スタッフがおいしくいただきました」と必ずテロップで出ちゃう時代でも普通に使ってます。
他に代用品がないので・・。
おっと、やっぱり造形ファイルで細かく説明してくれてますので参考に。
■木炭画用消し具(食パン・布) | 武蔵野美術大学 造形ファイル
造形ファイル、便利だなあ。
ドラマを見てたら、デッサンの絵に食パン1斤をグリグリ押し付けながら描いてるシーンがあって、美術スタッフに美大卒者が何人もいたはずなのに「食パンを消具として使うことは知ってたけど、どう使うかは知らなかった」という典型例。
鉛筆デッサンしかやったことがない美大生も多いですからね。
入試の時、世界堂の前に「食パンあります」と張り紙が出るんですが、一緒に歩いてた職員が
「バターも塗ってなくて焼かれてない食パンじゃ誰も買わないでしょうに。だからムサビって不親切なんだよ。受験生のためならアンパンとか焼きそばパンを用意してあげりゃいいのに」
と文句を言ってたことがありました(実話)
いやいや、受験生のために食パンなの。アンパンじゃ全く意味がないの。
ていうか世界堂で売ってる段階で画材だと気が付いてほしいのだけど。
2月3日は油絵専攻、5日は版画専攻のデッサン試験日で食パンを使う日。
美大にせっかくパン屋さんがあるのにこの2日間営業してないのは個人的には恥ずかしいなあ、と。
例えるなら、せっかく学内に生協があるのに鉛筆と消しゴムを置いてないようなもので。
でも、試験教室の真下なので営業してません。ごめんなさい。
食パンはなるべく事前に購入してね。
世界堂で売ってはいるけど数はあまりありません。
ま、 エミュウのパンをネリケシに使うなんて豪華すぎる気もするけど(笑)
ただ。
いろいろ書いてきましたが、もっと究極な話、試験は「その場に自分がいる」ことが一番大事だったりします。
道具を忘れてもお金があればなんとかならないことはないし、最悪鉛筆1本と消しゴム、または絵具が3色あれば絵は描けます。
安全に気を付けながら、時間までに会場に着く。
それさえクリアできれば「後はどうにかなる」という割り切る気持ちも、ある段階では重要だったりするわけで。
大学へ向かってる最中に忘れ物に気が付いても、手羽のアドバイスは「そのまま大学に行っちゃいましょう」かな。
以上、エミュウと産学連携して「木炭デッサンに最適な食パン」ってのを開発したらどうかと思ってる手羽がお送りいたしました。
画材には「自分好み」があるように、食パンもそうで、手羽は高級なフワフワな食パンだと油分が多くてダメでした。
いろいろ試してヤマザキの140円ぐらいの食パンが一番使いやすかったっけ。
なので、「油分●%」「●%」と鉛筆のH、4Bみたいに画材っぽく製品を開発すると。
美大らしい、素晴らしいアイデアだと思いません?
あ、耳はデッサン描いてる時に食べたいので切り落とさないでね。
・・・うーん、思いついたはいいけど、需要はどれくらいあるかな、、、ほとんどないだろうな・・・。