2015年02月4日
手羽ちゃんの美大受験アドバイスその5-学科試験編
スタッフとの挨拶は「6日はどうですかね・・・」な手羽です。
天気予報によると、5日の夜から明け方にかけて雪が降る可能性が高いようで、入試的には5日より6日が心配になってくるのです。
大雪ではないらしいから去年みたいに「電車もバスも動かん」的なことはないと思うけど、電車は混雑が予想できますね。
バスといえば、今日のムサビ入試は油絵学科の油絵試験と視覚伝達デザイン学科。
学科試験日の次に受験生が多い日で、なおかつ画材などが多い日。
国分寺からのバスは荷物も含めてかなり行列&混むはずだから、電車にした方がいいっすよ。
美大入試のアドバイスシリーズをお送りしてます。
これまでの話はこちら。
■手羽ちゃんの美大受験アドバイスその1-導入編
■手羽ちゃんの美大受験アドバイスその2-交通編
■手羽ちゃんの美大受験アドバイスその3-会場編
■手羽ちゃんの美大受験アドバイスその4-実技試験編
明日5日はタマビ、明後日6日はムサビの学科試験なので、学科試験編を。
(1)
先ほども書いたように、学科試験日はどの美大も一番受験生が多い日です。
で、だいたいはその日に合わせて国分寺バス乗り場近辺や鷹の台の公園、タマビだと八王子・橋本駅周辺で大学職員っぽい人たちが
「はーい。受験生はここに並んでー。とりあえず名前と受験番号、保護者氏名、住所、連絡先を書いてくださーい。合格した時に必要になりますので。料金は●●円でーす」
と声をかけてくることがあります。
「受験生っぽい人が並んでるし、なんか大学職員っぽい人が受験生って言ってるし、合格した時に必要って言ってるし、よくわからんけど並んでみるか」で行列が行列を呼ぶケースが多いよう。
でも、大学関係者や大学委託業者が学外で名前や住所を聞くことは100%ないし、ましてやお金を徴収することは1000%ありません。
今時の合格発表は大学のサービスとして無料でWEBで確認できるし、合格書類は発表日すぐ送付されます。
「美大受験生」というグルーピングの個人情報をゲットできれば業者からすれば万々歳なので、今どきはもしかしたらお金を取らないかもしれませんね。
しかし、そもそもみんなが言う「大学職員っぽい人」ってのがどんな人なのか一度見てみたいのだけど。
手羽のイメージする「大学職員っぽい人」ってこんな感じの「中肉中背+メガネ+よれっとしたスーツ」なんだけど。
(2分で描いた。これでも一応当時倍率9倍の彫刻学科に入学した画力です)
ま、こんな茶髪でクネクネしてるドラゲナイ野郎も大学職員だったりするんで、イメージにとらわれないでね。
(2)
ムサビの学科試験は国語と外国語の間が1時間あります。
ムサビ学科はこの時間をどうやってすごすかが大事で、体をできるだけ冷やさないようなグッズを持ってった方がいいよ。
(3)
ムサビは国語試験時間が60分だけど、タマビは90分なんです。
それとタマビはマークシートだけだけど、ムサビはマークシートと記述式の2つやらないといけません。
明日タマビ学科受けて、明後日ムサビ学科試験受ける人は時間内バランスを気をつけましょ。
(4)
試験が始まったら、すぐに受験番号と名前を書こう。
高校や予備校の先生に散々言われてると思いますが(笑)
「受験生のテクニック」があるように、「試験監督者のテクニック」もあって。
監視してる時に受験番号や名前を書いてない受験生を発見した、としますよね。
でも、その子に「受験番号書いてないよ」と直接指摘すると「試験監督に注意された・・・アワワワ」と動揺してしまうかもしれない。
なので、そういう場合は壇上から全員に聞こえるように「もう一度、受験番号と名前の記入漏れがないかご確認ください」とやることがあるんです。
もし試験監督が試験中にそう発言してたら、「教室の中に受験番号を書いてない人がいる」可能性が高いので、自分のことだと思ってもう一度再確認してみましょ。
(5)
マークシートの書き間違えは気を付けて!
マークシートを受け取ったら、まずは名前と受験番号と受験番号のマークシート部分を書きましょ。
記述式試験だと、「あ、名前を書かなくちゃ」という発想が出るんだけど、マークシートだと
「全部コンピュータで判断してくれるはず」
と思ってしまうので、つい書き忘れてしまうそうです(業者さん談)
さすがに名前も受験番号もなかったら判断できません・・。
業者さんから聞いたんですが、「受験番号のマークを間違って書く」・・・つまり受験番号の数字欄には「123245」と正しく書いてるのに、マーク欄を「12346」と塗りつぶしてしまうミスは、どの大学入試でもだいたい1%、多くて2%ぐらいの割合で起きるそう。
4000人受験生がいたら40人ぐらいが間違ってるってことですね。
ムサビだと1教室に1人いる計算。
そう考えると多い気がしません?
しかも面白いのは、国語と外国語、同じ人物が間違えるんじゃなくて、だいたいは違う人なんだそう。
つまり、受験番号は数字とマークを書いてるから間違いだとわかるわけで、回答欄のマークもそれぐらいの確率で間違ってる可能性がある・・・ってことなんです。
最後にもう一度見直しましょ。
(6)
英語の先生が進学相談会でこうおっしゃってました。
ムサビの外国語試験は、「基本的な語彙・文法を知ってるかどうか」である。
奇問難問は出さない。 分厚い参考書は必要ない。
教科書中心に勉強してほしい。
試験の傾向はずっと変わっていないし、多分来年も変わらない。
また、部分点があることを忘れないで。 あきらずに最後までがんばって。
さらにこうはっきりとも。
「ムサビの試験は点をあげるために問題を作っている」
例えば、英語で
Let’s play baseball in the park
を訳しなさい
という問題で配当が5点の場合、Let’sで1点、 playで1点、 baseballで1点、 in the parkで1点、全部正解で1点と部分点を出してるそうです。(あくまでも「例えば」です)
つまり、「公園でサッカーをやりましょ!」と答えた場合、通常なら0点かもしれませんが、ムサビの場合は3点の部分点が入るんです。(くどいようですが、あくまでも「例えば」です。1点しか入らないかも)
数学も考え方は同じ。
答えだけ見てるわけではなく、そこにたどり着く計算式(経緯)も部分点に入ります。
美大で記述式の数学をやるのは「論理的思考を持ってる人が欲しい」からであって、昨日の話とつながりますが、「デザインと数学って関係あるんだな」ということがわかります。
そして国語の出題者からも去年こう言われました。
国語も部分点がつくから、わからなくてもとにかく埋めてっ!!!
去年の解答用紙は空白がすごく多かったそう。
「なんでもいいから埋めなくちゃ始まらないのに・・もったいない・・」と思いながら採点してたそうで。
普通ならありえないけど、漢字だって部分点がつくかもしれないよ。
途中であきらめたらダメなんです。
スラムダンクの安西先生もこう言ってますよね。
あの有名な名言がありますよね。
俺はあきらめの悪い男・・
あ、間違えた。てか、これ三井のセリフだし。
「ダメなところを見る」のではなく、「いいところを探す」のがムサビのやり方。
これは実技試験の採点でもあてはまることかもしれません。
わからないといって何も書かないのはもったいなく、何か書いておけば1点ぐらいは入るかもしれません。
もしかしたら、好きな歌の歌詞を書いておくと1点ぐらいは入るかもしれないよ。
(ほんとにくどいけど「例えば」ね)
以上、学科試験の傾向がガラっと変わることはあんまりないと思うけど、実技試験は変わることが時々ある手羽がお送りいたしました。
ただ、今年のデ情・造形表現テストは「手」が出なかったので
「傾向がガラっと変わった。新学長就任記念か?」
と噂されてますが(笑)、去年の入試問題をよーく見て欲しいの。
■入学試験ガイド2015 | 武蔵野美術大学 |デザイン情報学科
去年も「手」は出てません。
実は表層的な印象で「傾向が変わった」と思ってるだけで、「実技試験におけるポリシー」は案外変わってなかったりするもの。
「手が出たかどうか」というのは予備校的な思考であって、大学での学び「何を問われてるか?」に気が付いていただければ。