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美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2014年04月7日

新入生へアドバイス5 -友達作りに大事な3つのこと-

ムサビは本日入学式な手羽です。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!
入学式にはスペシャルゲストが登場するそうなのでお楽しみにっ!!

 

新入生向けアドバイスシリーズ5日目。
新入生へアドバイス1 -入学式に関する6つのこと-
新入生へアドバイス2 -「美術モード」と「大学モード」-
新入生へアドバイス3 -オリエンテーションで大事な7つのこと-
新入生へアドバイス4 -オリエンテーション後に大事な6つのこと-

今日は友達作りに関することを。
今まで何度か書いてきたんですが、それをまとめる形で。
これはムサビ関係なく他美大でも同じことだと思うのでご参考に。

 

(1)
美大の場合は「どこの高校に行ってたか」はあまり話題に出ないし、聞く人もほとんどいません。
聞いても意味がないし興味がないから(笑)
でも「予備校(画塾)はどこに通ってたの?」は会話のとっかかりとして、つい聞いてしまうセリフです。
これって美大特有の現象かも。
2番目は「何浪?」かな?(笑)
普通の塾と違い、美大実技受験対策をやってる予備校や絵画研究所はそんなに多くはありません。
微妙にその美術予備校の性格があるので、「血液型は何?」みたいな感じで相手をなんとなく軽くカテゴライズするようなもの。

予備校のつながりはほんとに強いです。
入学直後に固まってるグループがあるとしたら、「同じ美術予備校仲間」がほとんどですね。
私は福岡の田舎の研究所だったので入学当初知り合いは同じ研究所の2人だけでした。
大手のタチビさんとかオチャビさんとかドバタさんの人達は最初からグループが出来てて仲が良くて、すごい羨ましかったのを覚えてます。

大手予備校出身の人達へ。
いつまでも「予備校名」を引っ張っるのはやめません?
寂しそうにしてる人がいたら声をかけてあげて。

でも、一番みっともないのは入学してから「ほんとは○○学科が第1希望だった」とかグチってる人達かも。
「藝大に行きたかったけど、落ちちゃったからムサビに来た」みたいなことを言ってる人達。
「オレはこんなレベルじゃねーんだぞ」ってことをハッタリで言いたいんでしょうね。
負け惜しみをいうのは男に多いです。
「言うな」とは言わないけど、ムサビに来たのも運命。
それを言い続けてもお互いいいことはないんで、ムサビモードになるしかないっす。
前向きな人にはいい大学ですよ、ムサビは。

 

(2)
美大だったら一人でご飯食ってても、「あいつ1人で飯食ってるぜww」て思う人は少ないです。
特にファイン系だとむしろ「一人で飯食わせてくれよ」という人の方が多いんじゃないかしら。
そういう人の集まりが美大のような気もするんだけどね。

「ぼっち飯」という言葉が私は嫌いで。
「ぼっちがさびしい」とメディアが言い出したから、「ぼっち」という言葉が生まれたから、なんか変な感じになってるけど、別に普通のことですよ。
「友達がいないと大学生活をうまく送れない!」といろんな大学が「ぼっち対策」に取り組みだしてます。
確かに友達は大事だけど、むしろ「ぼっち飯はそんな恥ずかしいことじゃなくね?」と対策することの方が大事なような気がするんだけど。

ちなみにメディアはいろんな新しい言葉で「今」を括ろうとする。
例えば、公益財団法人日本生産性本部が毎年「新入社員のタイプ」を発表してます。

公益財団法人日本生産性本部 - 平成26年度 新入社員のタイプは「自動ブレーキ型」
知識豊富で敏感。就職活動も手堅く進め、そこそこの内定を得ると、壁にぶつかる前に活動を終了。
何事も安全運転の傾向がある。人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足との声も。

「うまいこというなー」と思った人、ちょっと待って。
過去の新入社員タイプを見ると(2ページ目以降ね)、
・情報収集能力高い
・打たれ弱い
と、新しい言葉を使いながらも同じようなことを昔から毎年言ってるんです(笑)
はい、完璧なおっさんの「今どきの若いもんは」の世界。
いうほど昔から変わってないってこと。

おっと、いつもの脱線しちゃった。

告白すると、手羽も入学してしばらく「ぼっち」でした・・・。
(1)でも書いたとおり、田舎の画塾同期が2人いたんだけど、二人とも社交性がある人でね。
二人は入学式の日にいきなり別々に友達作っちゃって。
「え?!な、なんで入学式にいきなり友達作れるの?!」ですよ。
こっちから声をかける方法もよくわからない。
声をかけるにも方言がちょっと恥ずかしい・・・。
それからぼっち生活をしばらく過ごしました・・・。
この時に人見知りが激しくなったような気がする(笑)

でも、まあ、なんとかなるもんです。
クラスメイトに朝あったら挨拶するぐらいで自然と仲良くなっていきますって。
むしろ「急いで友達を作らなくちゃ!」と焦ってると、怪しい宗教とかに騙されちゃう方が手羽は心配で。

 

(3)
インターネットには、「DMZ」という考え方があります。

DMZ 【 DeMilitarized Zone 】
インターネットに接続されたネットワークにおいて、ファイアウォールによって外部ネットワーク(インターネット)からも内部ネットワーク(組織内のネットワーク)からも隔離された区域のこと。原義は停戦した地域に設定される「非武装地帯」。
外部に公開するサーバをここに置いておけば、ファイアウォールによって外部からの不正なアクセスを排除でき、また万が一公開サーバが乗っ取られた場合でも、内部ネットワークにまで被害が及ぶことはない。
[IT用語辞典より]

あえて武装していないエリアを作って、クラッシュされてもいいものだけをそこにおき、大事な部分を守るという方法。
一般的には「最悪いじられてもいい(すぐに修正すればいい)」大学WEBサーバはDMZ内に置き、いじられたら絶対に困るデータベースはファイアウォール内に置くのね。
これは友達作りとも似てるように思うんです。
自分を完全にオープンにすると、もし何かあった時に取り返しのつかないことが起きるかもしれない。
でも自分の中で「この範囲で何か起きてもあきらめよう」と思えるエリア・・つまりDMZを作っておけば、最悪の事態は回避できると。

全力で友達作りに励む。
悪いことではありませんが、広い社会にはいろんなことが待ってます。
すごく親切な人がいたんで仲良くなったら、「何かの勧誘」だったりとかね。
人を信用しすぎるといけないこともある。
でも、人を信用しなければ友達もできない。
DMZで様子をみて、この人は大丈夫だなと思ったらファイアウォールを通せばいいと。

また、友達を作りたいばかりにあちこちに顔を出して、サークルもいくつか入って、ついでにバイトもいろいろやって、・・ということをやっているといつか破綻します。
いずれ「課題を取るか、友達を取るか、サークルを取るか、バイトを取るか」を選択するはめになるでしょう。
そして、課題は面倒だから友達かサークルか、お金が必要だからバイトを取ってしまう人が多い。
確かに課題を出さなくても高校の時のように教授から厳しく怒られることもない。
締切り2日前ぐらいにチャチャーとやっても点をつけてくれるかもしれない。

でも、それでいいのかな?

「今しかできないことをやる。」
大学生活ではすごく大事な言葉なんだけど、本当は「(やるべきことをやった上で)今しかできないことをやる」なんですよね。
「(やるべきことをやった上で)」は 「当然だからそこまで言わなくてもいいか」と省略されちゃってるだけなんです。
それに気がつかずにこの言葉の表面だけを信じちゃうと痛いことになります。

大学時代の友人は今後、間違いなく人生の財産になります。
でも、そんなに心配しなくても自然とできるもんよ。
出会いなんてそんなもんです。焦る必要はない。
特に美大って「(なんらかの形で)美術・デザインの世界で生きていく覚悟をしてる」という共通項を持ってる人しかいないわけですから。
これってかなり幸せのことなんです。

 

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