< BACK TO D-LOUNGE

美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2014年10月10日

大阪へ行ってきた その2


一般大学の美術部部室をチェックしちゃう手羽です。
石膏像がいっぱいあったけど、美術部ってそういうイメージなんですかね。

てなわけでやってきましたよ。

大阪大学!!

 

ただ、門から

緩やかな坂道を歩いて、

歩いて歩いて、10分ぐらい歩いて「ちょっと、平地住民のムサビに坂道をどこまで歩かせるつもり?タマビじゃないのよ(疲)」と逆切れしそうになったころに


ようやく建物が見える場所に。広いなあ・・・・。

大阪大学会館へ。
昭和3年に旧制浪速高等学校の校舎として建てられた建物で、平成16年には国の登録有形文化財建造物に指定されています。


趣のある講堂。歴史を感じます。

今日は1日、全国大学史資料協議会2014年度全国研究会があり、そのテーマは


学内業務文書の保存と活用」。

情報公開法と公文書管理法制定によって、国立大学は各部署での保存期間が過ぎた法人文書を管理保存・公開しないといけなくなりました。


最初に発表された広島大学さんはかなりシステマチックに公文書館へ資料移管・保存を行っている大学。

私立大学も恐らくほとんどの大学に「文書保存規程」があり、文書の種類によって永久保存、5年保存、10年保存等と決まっています。でも法律対象外だからといって、保存期間が過ぎた資料を個人が「これいらね」と勝手に判断して廃棄していいか、というとそれだと大学史的に困るわけで。

お昼の時間になり、いくつかある食堂へ。

おいしそうなパン屋さんもあったけど、

なんと大阪王将が学食に入ってる!!

これは食うしかないっしょ!!


一緒に参加してる大学史スタッフはラーメンを食べ、


手羽はデラックススペシャルセットを注文。720円なり。
うまかったー。

 


昼食後は、桃山学院大学さんと学習院大学さんから発表。
桃山学院さんはこんなエピソードを話してくれました。

桃山学院大学の英語表記はSt. Andrew’s Universityです。
確かに最初聞いた時は「え?」と思いますよね(笑)
スコットラウンドあたりの大学と勘違いされやすいし、そのレベルで学長や理事も疑問に思った時期があるらしく「今後は正式英語表記をMOMOYAMA GAKUIN UNIVERSITYにする」と理事会決定したそう。
過去の資料を調べずに。
通達で大学史スタッフは知らされ、「●年の理事会でSt. Andrew’s Universityと正式に決まってる。そんなに簡単に変えていいのか」と提言したそうです。これが「保存業務文書を活用する」です。

これで思い出すのが立教大学さん。
実は正式英語表記はSt.Paul’s Universityで、封筒・名刺などではRikkyo Universityを使うことになっています。
でも、あくまでも正式英語名はSt.Paul’s Universityなんですね。
平安女学院大学さんも正式名称はSt.Agnes Universityだけど、普段はHeian Jogakuin Universityを使っています。
ややこしいところだと、神戸国際大学付属高校St.Michael’s Senior High School なんだけど、神戸国際大学はメインでKOBE INTERNATIONAL UNIVERSITYを使っており、マークからSt.Michael’s Universityであることがわかるぐらい。

 

また、こんな話も。
関西の方だとそのニュアンスがわかると思うんですが、桃山学院大学は「ピン大」というあだ名があります。
関西出身の部長に「桃山学院さんに行くんすよ」と話したら「あ、ピン大ね!」と言われ、私は初めて知ったのだけど。
「ピン」とは「ピンク(桃色)」のピンで、あんまりいい意味では使われない通称なんですよ。
で、イメージアップのために広報課が中心になり学生グループと検討した結果、「『桃大』もそのイメージがあるから、今後通称を使う時は『桃学大』に統一しよう!」と決め、2011年には広報課から通達が出ています。
でも今はどうかというと、広報課も「桃大」を普通に使っている。そんな議論も通達もなかったかのように(笑)
担当者が変わるとすっかり忘れ去られるってのはよくあることで・・・ムサビも(ぼそっ)

若い人・・特に意識の高い(笑)人は「なんでこんなことをやらないんだ。俺が変えてみせる!」とサクッと変えちゃう傾向にあるんだけど、さんざん検討した結果「やらない方がいいよね・・」となったケースが多く。
もちろん時代が変われば変えられることもあるんだけど、以前どんなことが検討されたかちょっと調べれば済むような話もあるわけで。

 

そういえば。
通称・あだ名ってことだと、その「ムサビ」もそうですよね。
甲田学長は普段「ムサシノ」と言ってます。
70歳以上の方は「ムサシノ」「帝美」というし、50代・60代の方は「武蔵美」をよく使います。
そのちょっと下の世代は「ムサ美」を使い、私たち世代から下は「ムサビ」なんです。
手羽も美大比較資料なんかでは「武蔵美」を使うことはありますが、日常やブログでは「ムサビ」しか使いません。
いつから「武蔵美」「ムサ美」「ムサビ」が生まれたのか変遷を大学史史料室で調べてくれないかなあ(ぼそっ)

 


研究発表後は学内見学。


大阪大学総合学術博物館の英語表記略称はMAUではなくMOUでした。


ちなみに校内で全長7mのマチカネワニの化石が発掘されたんだとか。
昔は日本にこんなでかいワニさんがいたんですね・・・。

 

今回わかったことは「ルール作るのは簡単。でもそれで縛られてしまうこともあり、最後は勘に頼るところも大きい」ということかな。
たとえば、学食のメニュー表なんてものは全然いらないもの・・・のように感じるけど、50年後には当時の食事を知ることができる大事な資料になりえる。
「保存文書規程にあてはめて廃棄」と割り切るには難しく。
50年前のものが残ってるのは50年前の人が残そうとしたから残ってるわけで、私たちは50年後の人に何を残せるか、残してるか。

 

さて、時間は午後5時。
今から急いでいけば間に合うな・・・と、急きょ某所へ向かう。

大阪成蹊大学さんです。

ここも一度行きたかった大学。


もちろん目的は芸術学部で、


キャンパス内のギャラリーでは3年生の課題展示(選抜展)をやってました。


おっ、学園祭がもうすぐなのね。

頑張った自分のご褒美に、普段は並んで食事をするのは大嫌いなんだけど、

行列のできる有名店・美津ので山いも焼きと美津の焼きを。(食べ過ぎた)

 


以上、予想以上に大阪を満喫してる手羽がお送りいたしました。
大阪レポートはもう1日続くよ。

 

Category :

Comments ( )