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美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2015年03月7日

金令木と谷ノリのアートサイト岩室温泉2015レポートその2

旅するムサビ「黒板ジャック」がBSで特集される手羽です。
BS11『ウィークリーニュースONZE』にて旅するムサビの黒板ジャックが紹介されます
30分近く黒板ジャックについて紹介していただくことになりました。
30分あれば、普段は「サプライズ」部分しか紹介されないけど、それだけじゃないってことを説明してもらえるんじゃないかと。
3月8日(日)18:00-18:55です。
見てね!!


これまでの岩室レポートはこちら
金令木と谷ノリのアートサイト岩室温泉2015レポートその1

今日は前日ってこともありボリュームがあるので、サクサクといきますよ。

 

まずは金令木くんから一昨日届いたメールでスタート。

金令木です。

私は黒板ジャック、谷ノリさんはアートサイトを担当しています。

はい。というわけで、昨日伏字にしてた部分はその黒板ジャックだったんです。
子どもたちにはやっぱり何も知らずに見るあの「びっくり」を体験してほしいので、伏字にさせてもらいました。
つい知ってると言いたくなるんだけど、ブログやSNSだとどこでどう伝わるかわからないので。
ちなみにフライングでfacebookに書いちゃった某杉浦先生を注意しました(笑)
ちなみにちなみに、岩室温泉のそばにある岩室小学校と和納小学校での同時ジャックなのです!

絵も9割ほど完成してきました。

地元の要素も入れた、今までとちょっと雰囲気の違う感じですね。


めざましテレビ放送は、来週10日7時40分決定です。

はい。そうなんです。
めざましテレビさんからも急遽取材依頼がきまして。
3月10日7時40分ごろの予定です!!

 

ここまでが一昨日夜に届いたメール。
ここからは昨日の朝以降届いたメールを。

おはようございます、金令木です。
あと数分で小学生登校。
取材、フジテレビ、新潟テレビ21。慌ただしい感じです。

これまたそうなんです。
フジテレビさんと新潟テレビ21さん、そして朝日新聞さんのトリプル取材だったんですよ。
さて、児童の反応はどうだったかな。

黒板ジャック、大成功でした。

作者がサイン責めにあい、予定を大幅にオーバーし終了。

担任の先生も凄く協力的で、前日の準備含め大変お世話になりました。

この写真見る限り、「サイン攻め」って「サインを頼まれた」のではなく、サインをされる側に見えるなあ。
いわゆる「写真いいですか?」と聞かれて喜んだら、「一緒に写ってください」ではなく「カメラ渡すんで撮って」的な?
しかもこれ、杉浦先生だし(笑)

黒板ジャックは描くのにだいたい6~9時間かかるので、前日は学校関係者のご協力が必要になります。
そして「美術に興味がない子にも美術の面白さを感じてもらう」コンセプトなので、基本的には「美術に興味がある子だけ対象に見せる」というやり方もやっていません。
「黒板に絵を描いてびっくりさせる」が目的ではなく、それはあくまでも始まり。
なので黒板ジャックができる学校は、図工や美術への寛容性があり、先生方がまとまっている学校とも言えるわけで。
ご協力、本当にありがとうございました!!


想像以上の反応で小学生みんな大騒ぎでした。
作者のはなしが卒業を控える六年生に響くもので、小学生からお礼に送られた卒業ソングが、お父さんの涙腺を弛ませました。
とにかく、良かった。

一般的に、「評論する時はちゃんと相手がわかるように言葉で説明しないといけない」と言われてます。
なので「とにかく良かった」という感想は、試験だと0点です(笑)

でも、たまたま見たテレビで金田一秀穂さんが

人類の最初であるホモサピエンスがアフリカに登場したのが約20万年前。言葉が生まれたのが約5万年前。言葉が出来るまでは叫び声でコミュニケーションを取っていた。
言葉が生まれることでコミュニケーションが爆発的に広がった一方、人類は15万年分の言葉にしていない、できていない感情がある。

とおっしゃってました。(すいません。なんのテレビだったかはわからず・・・)

例えば「奥さんのどこが好きなのか?なぜその人と結婚したのか?」と聞かれて、照れながら「えーと、料理がうまくて、やさしくて・・」とかいろいろ言葉にするけど、言い表せない、言葉にできない何かがそこには必ず存在する。
その「何か」が15万年分の「何か」であり、言葉より前にある「芸術」の領域。
全部の感情が言語化でき、説明できるわけではない」ということを言語学者である金田一さんがおっしゃってて。
もちろん15万年分の感情を言語化する努力も必要で、それが研究であり進化なんですね。

手羽も学生さんが黒板ジャックを説明をしてるシーン見てると、「なぜか」ウルっと来ちゃうんですよ。
それがなぜなのか。ある程度は言葉にできるけど、自分の本当の気持ちをちゃんと表現できていません。
そして、子供が卒業ソングを歌っただけでなぜおっさんが泣いてしまうのか。
「とにかく良かった」
このシーンではそれ以上言葉はいらない気がします。

一般大卒の金令木くんは「絵を見て感動してる子どもたちの姿」を初めて見たんじゃないかしら。
その体験ができたことが室長は何よりうれしく、今回岩室に行ってもらった最大の成果なんじゃないかと。
お。いいこといった。

 

おっさんが泣いてて使い物にならないので、いったん谷ノリさんにバトンタッチ。

 

谷ノリです。

岩室2日目の朝は黒板ジャックから!

わたしの担当した教室に入ってきた小学生の皆さんも大興奮。
黒板ジャックが子どもの心をつかむんだって実感しました。

そしてちょっと感動したことがあります。
みんなが騒いでいるなか、すごく静かにすごしている男の子がいました。
自分の席からジャックされた黒板を眺めていて、時々近づいてみたり。
黒板ジャックの種明かしをして作者の学生さんへの質問タイムでも静かだったのですが、、、
「この絵を消してみたい人~?」の呼びかけに真っ先に手を挙げたんです。

もしかしたら少しシャイな子だったのかもしれません。
でも、黒板に描かれた絵にすごくまっすぐに向き合っているんだな、と感じました。
黒板ジャックに体当たりでぶつかっていく力強さを見た気分でした。

もともと黒板ジャックは「はじめまして。旅するムサビがやってきましたよ!」という導入、ご挨拶部分として始まったものです。
でもどうしてもインパクトがありメディア受けがいい「サプライズ」「描いた絵をすぐ消す」部分だけ毎回フューチャーされがち。
たまにはもう少し違う視点で紹介してくれないかなあ・・・と思ってたんだけど、その点に注目した谷ノリさんはさすがです。

こんな子が、将来ムサビに入ってきてくれるといいですよね。

ってせっかく褒めたのに、下心が出てる(汗)

この黒板ジャックの様子は朝日新聞さんや夕方のテレビでも紹介されてます。
新潟)教室が美術館に 岩室小で黒板ジャック - 朝日新聞デジタル
美大生が秘密で絵を描き、子どもたち驚かせる「黒板ジャック」

県内初の黒板ジャック、武蔵美の学生が岩室地区の小学校で登校した子どもたちにサプライズ

 

黒板ジャックだけじゃなく、アートサイト岩室本体の話を谷ノリさん、続けてお願いします!

 

さて。10時ごろにいわむろやさんに戻って遅い朝食後、各旅館さんでの展示風景の記録映像を残すお手伝いをスタートです。
米徳先生に使ってもらえる映像が撮れるのかどうか・・・
まずはゆもとやさんから。
米徳先生からじきじきにレッスンを受けたFLASH BALL師匠がお手本を見せてくれました。

というか「ちゃんと仕事してるとこ撮ってよ」といわれて・・・仕方なく・・・

「 ちゃんと仕事してるところを撮れ」と言ってる段階で人間終わってるよね(笑)

 

師匠もとい金令木さんと別れて、ひとつずつ旅館さんをまわる旅へ。

ほてる大橋さんだけは場所がしっかりわかっているのでまずはそこまでの旅館さんをコンプリートするのが目標です。
道路にはアートサイトのサインがたくさん。

ふだんの岩室にはないこのサイン、こうやって取り付けられてるんですね。
なるほど・・・意外と堅牢なつくり!

道中は無人販売があったり、

ラッ●ン風のアートがあったり。

あああ。ラッ●ンってラッセ●のことね。
メディアに影響されやすい手羽は「ちょっちょっちょっと待って、おにさん」のラッスンかと思った。どんな絵かと(実話)

猫もいますよ。


岩室のお店やお宅に貼られているこのデザインも、かつてのアートサイトの名残だそう。
皆さん大事に思ってくださってるんですね。ありがたい・・・

ありがたやありがたや。

と思ったらほてる大橋さんについてた。

ほかの旅館さんはどこにあったんだろう。

なんのための散歩・・・・。

そんな感じで金令木さんと合流したところで、お声をかけてくださった方が!
小富士屋のおかみさんです。
お言葉に甘えて、学生さんたちと一緒にお茶やお菓子をご馳走になりました。
このおかみさんはアートサイト岩室のことを本当に大事に思ってくださっていて、ムサビにもとっても気持ちを注いでくださってます。
今年の芸祭にも来てくださったんですよ!
お店に大きなポスターが飾られていました。


あ・・・山内くん・・・彼どこにでもいますね。。。

どこにでもいるって、頑張ってる山内くん捕まえてなにを・・・って、ほんとどこにもいるなあ・・・。

こんな風に地域の皆さんの応援やお力添えあってアートサイトは受け継がれてきたんですね。

自転車で行き交う学生さんの姿を追いつつ、

ポーズ撮ってる学生さんより、世界堂の紙バッグに先に目が行ってしまうムサビ病。

またまた戻っていわむろやさんではワークショップのリハーサル。
いわむローズ!

いわむローズはバラの品種というわけではなくて、岩室地区の女性たちが集まったできたいろんなものに名づけられています。
ワークショップでは、香りを選んでアロマワックスバーがつくれます。

お茶やマカロンもあります。
千羽室長より一足お先に試しました。
三種類ともいい香り!

 

と、ここでいったん連絡が途絶えたのですが、 午後11時過ぎに金令木くんからメールが届きました。

現在の状況です。
終わりが見えませんがやるしかないって感じです。

アートイベント運営は「作品を展示して終わり」ではなく、装飾だったり、看板立てたり、イベントの準備だったり、たくさんやらなくちゃいけないことがあるんですよね。
後半の写真は開会式の準備・打ち合わせ風景かな。

もう、やるっきゃナイト!(死語)

 

米徳先生も壊れはじめました。

こんなおちゃめな米徳先生見るの、初めてだな・・・もっと壊れてください(ぼそっ)

 

そして・・・・そのあと、谷ノリさんからメールが届きました・・・。

 

いったん召集がかかりましたのでとりあえず近くにあったイベントの看板を一挙公開。

夏に視察に来た食プロの成果、おむすびだんごの無料試食会もありますよ!

にしかん丸のお顔は「西」の字でできてます。

と、いうことで。
静かに準備は続きます。
オープニング前夜はまだまだ終わらないようです・・・

 

この段階で「いったん」なのか・・きっと今頃現地は修羅場なんだろうなあ・・(怖)
明日、というか今日も早いと思うけど、頑張ってね!

はい。これにて今日のブログ終了!
撤収でーす!!みなさんお疲れ様でーーーす。
そこ、早く急いで!早くしないと

 

 

追 伸

・・・・間に合わなかった(涙)
いいじゃん。アートサイト岩室を成功させるために学生さんも教員も職員も岩室の皆さんもみんな頑張ってる、もうそれだけで終わっていいじゃん。
これ以上何を追加して言いたいことがあるのよ。

ま、仏の手羽(クネクネ神)だから、一応聞いてあげるけどさ・・・・で、今日は何があったの?・・・。

 

お昼は師匠とご一緒しましたが、わたしが道中購入した角屋悦堂さんの生クリームプリンが見つかってしまい・・・
「それ、半分こしようよ」とのお言葉をいただいたのですが畏れ多いので丸々一個差し上げました。

師匠いわく、「俺、なめらか系のプリンそんなに好きじゃないけど、これはマジでいける」とのこと。
太鼓判いただきました!
FLASH BALL!

いえーーい!ふらっしゅぼーーーる!!(涙)
って、わざわざそれ追伸で送ってくる内容なのか(涙)
もっとこう、アレだよ・・・・・・もう、いいや・・・。
そうはいってもお疲れ様です。
明日、というか今日も早いと思うのでゆっくり寝て・・・とブログを書きだしたところに谷ノリさんからメールが。

作業は一応2時過ぎに終わりました。
学生さんは基本12:30までで、中島くんだけ最終まででした。

お、お疲れ様です。
クネクネパーマの中島くんも・・。

ところで追加の写真を。
生クリームプリンといわむローズティーです。

プリン…

 

早く寝やがれっ!!!

・・・・・・てか、午前3時過ぎにわざわざ追加で送ってくる写真なのか?え?
きっと寝ようとしたら、悔しい気持ちがフツフツと湧き出してきたんだろうね。
プリン食べられたのが悔しかったのはわかるけど、わかるけども、そういうのは現地で解決してくれんかのお・・。

 

というわけで、本日からアートサイト岩室温泉2015スタートです!

アートサイト岩室温泉2015


●会期:2015年3月7日(土)−15日(日) 10:00-17:00
※会場により閉館時間は異なります。
●会場:岩室温泉街の各旅館(温泉組合加盟店)
●主催:アートサイト岩室温泉実行委員会
●共催:武蔵野美術大学
●お問い合わせ:岩室温泉観光協会 TEL: 0256-82-5715
http://artsiteiwamuro.wix.com/2015
https://www.facebook.com/artsiteiwamuro

 

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