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美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2015年03月4日

桑沢2015に行ってきた

2014毎日デザイン賞:鈴木康広氏と長嶋りかこ氏に決まる - 毎日新聞
ムサビ関係者がW受賞して、とっても嬉しい手羽です。

 

さて、日曜日の話の続きを。
これまではこちら。
山手トンネルウォークに行ってきた
コンタクト展に行ってきた

 

「ねえ。さっきから父さんが言ってる『シデ』ってなに?」
「視デは・・日本で一番優れたデザインを勉強するところなんだよ!(勇気を出して言ってみた)」
「ふーん(聞き流す)・・・・」

てなやり取りをしながらアクシスを出て、帰路である渋谷方面へ車を走らせる。

「あ。ちょっと寄り道していい?ちょっとだけ(棒読み)」

と「ちょっとだけそこで休憩していかない?なんにもしないから」的に向かった先は・・・・


桑沢デザイン研究所 平成26年度卒業生作品展「桑沢2015」!!

アクシスから桑沢へ行くこともすべて計画通りなんだよ!
大人をなめるな!!
・・・もうこれでリンクロウは2度と一緒に出掛けてくれない気がする・・・最近思春期だし・・・。

ここで桑沢デザイン研究所の説明を簡単に。

桑沢洋子さんがバウハウスをモデルに作った日本最初のデザイン教育機関で、歴史があることもそうですが、レベルも高く、美大関係者も桑沢は一目置いてます。
専門学校ではあるけど、桑沢は桑沢なんです(名言)
ちなみに今の入試状況はこんな感じ。
学科別2013年度入試結果詳細 | 専門学校 桑沢デザイン研究所
「2013年度」表記になってるけど、Q&A見る限り2014年度のデータなのかな?

東京造形が経営してる専門学校」と思ってる人が多いかもしれませんが、桑沢デザイン研究所創立の方が先で「学校法人桑沢学園が経営してる学校が、桑沢デザイン研究所と東京造形大学」が正しい表現。
ちなみに現在の学校法人桑沢学園理事長は東京造形大学学長でもある有吉徹先生です。

ちょっと脱線しますが。

リンクロウが保育園に通ってた頃、父母会主催イベントのチラシがフォントの使い方・色味・バランス含めて「あきらかにデザイン教育受けた人が作ってる」と感じる洗練されたレベルだったんです。
である日聞いたら、やっぱり桑沢出身のお母様でした。
今はデザインとは関係ないお仕事されてたけど、奥さんと
「桑沢だったら当然かー。さすがだよなー。今のムサビの子でもサラっとこういうチラシは作れないよ」
と話したのを覚えてます。

ちなみに子どもさんが退園され担当が代わり、翌年から
いかにもワードで作った(タイトル文字を3Dにしたり、無駄に影いれたり)」
既成のイラストを入れ込んだ
チラシになりました。
「ああ。ここまで変わるものか(涙)」と実感。
デザインと関係する仕事に就かないとしても、「デザインを学ぶ」って日常を豊かにするためには大事だなあ、と。
最近一般大卒の方が作ったパワポをいっぱい見る機会があったんだけど、「なんでそのテンプレート使ったんだろ・・」なものが多く(ぼそっ)

ちょっと脱線でした。

 

「お父さん、ここはなんの学校なの?」
「日本で一番のデザインの専門学校なんだよ」
「え。ムサビは?」
「ムサビは・・・日本で2番目ぐらいの美術大学だよ!(勇気を出して言ってみた)」
「ふーん(聞き流す)・・・専門学校ってなに?

リンクロウは去年の桑沢卒展にも来てるし、
手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート – 桑沢2014 -
桑沢の学園祭にも参加してるけど、こんな質問をしたのは初めて。
進路に実感をもつ時期になったということでもあり、中学校で「高校」「大学」という道は教えるだろうけど「専門学校」という選択肢はあまり力強く伝えないでしょうね。
「美術大学」って存在を強く教えないように。

でも、この時期にいろんな選択肢があるのを知るのはいいこと。
「じゃ、父さんの知り合いがここで働いてるから、後でその人に聞いてみよう!」
と卒展見学を続ける。


途中で日本デザイン振興会の方とばったり。
こういうところまでチェックしてるんだなあ・・。
いくら誘ってもムサビ卒展は「遠いから」と来てくれないのに。
やっぱり都心でやるってのは意味があるんだなあ・・。

 


そうそう。
塗料のスプレーもたいがい困るけど、これもやっかいなんだよね(笑)


忘れ物はKDS Campusnetで調べることができるそうです。


リンクロウのお気に入りはサムピアノのこの作品でした。

手羽のお気に入りは、

お弁当箱とバランをモチーフにしたこの作品かな。
21_21系だけど(我ながらうまい表現)

 

んで、帰り際に事務局の元東京造形・高橋さんに挨拶。
(最近、山にハマってます)
六本木の男・手羽からの差し入れは

やっぱり、アマンドの六本木パレット
・・・すいません。他にお店を知らないもんで・・・手羽的には六本木といえば昔「ナンチャンを探せ」で使われた「アマンド」しかなく・・・。

「ねえねえ。高橋さん。リンクロウに専門学校とは何か教えてくれない?」
「専門学校は・・・とってもいいよ!!」

答えになってない(笑)
ここは中学1年にわかるよう説明しなくちゃダメでしょうに。
桑沢を出て、車の中でリンクロウに聞いてみる。

「ムサビ視デと桑沢を見たけど、どうだった?どっちが好きな作品多かった?」
「うーん・・・使えそうなのが多かったのはクワサワかな」

父さんを気遣って「どっちが好きか」に答えてないところが偉い。
手羽よりも大人だ(笑)

でも、この言葉がすべてを表してますね。
さすが関東の美大は全部制覇した、そのへんの美大職員よりも美大イベントを見てるリンクロウ。

やはり桑沢の作品はレベルが高いし、実現性の高いモノが多い。
でも言い方を変えると、

デザインの楽しさを発見する」ことを求めた作品が多い印象。
*桑沢全体の共通テーマではありません

一方、視デ・コンタクト展は「使えそうなものがあるか?」と言われたら「・・・」となっちゃうけど、「デザインの面白さ」より「デザインとは何か?」な研究が中心となってて、「思考の深み」という点ではかなり高度なところをやってるように感じました。
その違いのような。
あ。どっちが偉いかという話ではありませんので念のため。
ただ、去年のコンタクト展は「熱い何か」を感じたけど、今年はちょっとおとなし目だったような・・。

でもあれですね。
桑沢・ムサビ、そしてタマビ関係なく、学生さんがパソコンでカードゲームやアニメキャラ・背景っぽいものを描くと、みんな同じ「色のトーン」になるのは、なんでなんでしょうね。
「っぽい」ものを求めているのか、ちょっと最近それが気になってます。

というわけで、日曜日のレポートはこれにて終了。
明日の更新は休めるかな?

 

以上、今日はムサビ事務局にとって、大きな日となる手羽がお送りいたしました。

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