2015年01月3日
箱根駅伝から美大を考える1
奥さんは箱根駅伝派だけど手羽と子供は全く興味が無く、全国大会でもないたかだか関東の大学が走ってる試合を半日×2日間もボーと見てる時間があるならビデオでも見よう派な手羽です。
あけMAUしておめでとうございMAU。
ま、「美大は完全にノケ者になってるコンテンツだから」ってのが本当の理由なんですけどね(涙)
「出場したい」ではなく、絡みたいだけです。
理系なロボコンも関係ないといえば関係ないけど、あれは頑張れば絡めそうな余地が残ってるような気がして。
いや。
興味がなければ興味を持てるよう、絡めないなら絡めるようにするのが美大的ポジティブ゙発想!
去年は美大駅伝を提案したけど、
■美大駅伝を考える
今年は箱根駅伝出場大学の学部から美大の話を。
手羽は美大しか受験してないので一般大学の知識があまりなく・・・恐らくどの大学職員よりも大学名・学部名やレベル(偏差値)を知りません(自慢することではない)
んで、たまたま箱根駅伝の出場チームエントリーを見たんですよ。
■第91回箱根駅伝公式Webサイト::チームエントリー[PDF]
どことは言いませんが 「へー、そんな大学があるのね・・・」があったりするわけですが、びっくりしたのは学部。
出場選手の所属学部がかなり集中してるんです。
・・・とここまで書いたところで「ふふーん♪駅伝を学部で語る視点は手羽が初めてだろうな」と思って一応検索したら、倉部さんが2012年にとっくに書いてた・・。
■箱根駅伝選手の所属学部から考える : 大学プロデューサーズ・ノート
急に続きを書く元気がなくなったけど、オチは手羽視点になっております。多分。
わかりやすいところはいいんです。
例えば、日本体育大学の体育学部はもちろんのこと、早稲田大学のスポーツ科学部、大東文化のスポーツ健康科科学部、順天堂大・スポーツ健康科学部は学部名に「スポーツ」が入ってて、学部理念に「スポーツを通してウンタラ」と書かれてるんだろうし、きっとスポーツ一芸入試か何かをやってるんだなー、と推測できる。
また、帝京大学はエントリー16名中10名が医療技術学部だけど(残り6名が経済)、
■帝京大学/医療技術学部 スポーツ医療学科
学部の中に「スポーツ医療学科健康スポーツコース」があり、スポーツを「医療」「健康」と捉えることで納得。
体育系の就職先は、整体師・インストラクターなどもありますからね。
上武大学さんはエントリー15名が「ビジネス情報学部」で、
■上武大学/ビジネス情報学部/スポーツ健康マネジメント学科
スポーツを「ビジネス」「マネジメント」「コーチング論」と捉えると、これもなんとなく理解できます。
一方、東洋大学は「ライフデザイン学部」の中に「健康スポーツ学科」があるけど、そこからは2名しかエントリーされず、16名中12名が経済学部(多分経済学科)だったりします。
■東洋大学経済学部経済学科
「経済学科の3つのポリシー」を見ても、スポーツにつながる解釈が見つけられないけど・・。
そして、城西大学さんは全員経営学部、拓殖大さんは全員商学部、中央学院大学さんは全員法学部です。
■健康スポーツマネジメントコース - 城西大学経営学部
■拓殖大学 商学部経営学科
■中央学院大学 | 法学部 | スポーツシステムコース
「城西大学 経営学部 健康スポーツマネジメントコース」とコース名まで見ると、スポーツを「経営マネジメント」という視点から学ぶんだな、とわかる。これもなんとなく。
その繋がりで考えると、拓殖大商学部経営学科も特別なスポーツコースはないけどゼミでは「スポーツ経営論」「コーチング論A・B」「競技者養成システム論」などがあり、関係なくはない。
(駒澤大学さんも16名中13名が経営・経済学部です)
でも、中央学院大さんの「法学部 」と「スポーツシステムコース」のつながりがどうしてもわからないんですよね・・。
WEBには
指導者やリーダーの育成を目的に、法律系の科目を学びながら、同時にトレーニングやコーチング、リスク管理、組織運営などをスポーツ学の観点から学ぶのがスポーツシステムコース
と書いてあったり、「在学生の声」に
スポーツと法律がどう関係するのかに興味を持ったからです
と学生さんが答えたりしてるけど、どう関係したのか言ってなく・・・もう少し具体的に説明してもらえるといいんだけど・・・。
「法」を公務員と解釈し、「進路は警察・消防・自衛隊・地方公務員」ということなのかな?
コースの特色に
スポーツ固有の領域(すなわちルールが制定され、そのルールを守りプレーし、記録や順位などの成績が評価の対象となる)は、法社会における順法精神と共通するものがあります。
とは書いてありますが・・・。
手羽は「一般大学素人」だからわからないだけで、普通の人なら関連性は言えるのかもしれない。
というわけで、各大学さんの取り組みを「大学の宣伝」と否定するために書いてるのではなく、これをポジティブにとらえましょう、と。
ここまでが本題のための前置きです(えっ)
一般大学ではやってるんだから、美術大学も学部・学科の解釈の幅をもう少し広げてもいいはずだと思って。
もちろんいろいろやってます。でも、どうしても「いやいや、本流はこれなんで」と踏み込めない部分があり。
それは大学や学科の理念としてとっても大事なことだけど、「一般大学さんを相手にする学科なら、一般大学希望者が気になりそうな(伝わるような)キーワードをもっと使うべきじゃね?」という意味で。
例えば芸術文化系の学科は「マネジメント」の要素をよく使ってるけど、「経営」「ビジネス」「コーチング」「アート養成システム論」「組織運営」というキーワードをはっきり使った方がいいのかもしれないし、「アートインストラクター」みたいな一般の方にわかりやすい造語を使ってみるのもいいだろうし、女子美さんには「ヒーリング表現領域」があるけどもっと医療色を出してもいいのかもしれないし、これまで「身体パフォーマンス」は体育系学部が主流だったけど芸術系大学も絡みだしてるし、芸術と児童教育は切っても切れない関係だし。
(もう一度書きますが、これらのキーワードは教員プロフィールなどで既に使ってる言葉ではあります)
究極な話、スポーツも芸術の一種ですよね。
ちなみにオリンピックと芸術も関係性は強く、以前書いたこちらをご覧ください。
■なぜ東京デザイン2020オープンセッションatムサビをやるのか
ちなみにちなみに大阪芸大さんはスポーツ推薦入試を昔からやってます。
■大阪芸術大学 平成27年度 スポーツ推薦入学試験
本題の趣旨とはちょっと違うけど(笑)、大阪芸大さんの女子駅伝部は全日本大学女子駅伝対校選手権大会に出場してて、今年は13位、つまり日体大さんより順位が上だったりします。。。
素晴らしいとは思うけど、どのくらい需要があるかわからないのが「芸術と法」で。
芸術と法の関係が以前より強くなってるように感じてて。
ムサビ法学の志田陽子先生(12月にsynodosに出てましたね)も
| 映画で学ぶ憲法 志田 陽子 法律文化社 2014-03-20 by G-Tools |
![]() |
新版 表現活動と法 志田 陽子 武蔵野美術大学出版局 2009-04-01 by G-Tools |
って本も出してるし、骨董通り法律事務所のような仕事もある。
美大生もその保護者も社会も一番教えて欲しいと思ってる学問分野で、今は科目として教える程度だから「芸術法学科」「芸術と法コース」なんてどの大学もまだないから、作ったらインパクト大!!・・・・と一瞬思うけど、どれくらい受験生を確保できるのか・・・多分美大が募集しても20人集まればいい方かもしれない・・・。
そんなことを箱根駅伝を見ながら。
もひとつ思ったことがあって、それは後日に続く。
以上、新年一発目のネタ記事だから気楽なもののつもりで書き始めたら、結構ヘビーなネタになった手羽がお送りいたしました。
