2014年07月8日
手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート -タマビPBL主催「宇宙から虫かごへ」ワークショップその3-
ゲイブン・米徳先生から「家族でワークショップ荒らしやってるね」と言われた手羽です。
タマビPBLワークショップレポートの続きを。
前回まではこちら。
■手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート -タマビPBL主催「宇宙から虫かごへ」ワークショップ-
■手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート -タマビPBL主催「宇宙から虫かごへ」ワークショップその2-
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次に参加したのが、
君の音で伝えよう!
虫になって、言葉を使わずに手拍子や足踏みなどで音を出してコミュニケーションをとろう!というワークショップ。
「さすが美大生だなー」と感じたのは、
床に置かれたコンパネ。
音が出るように敷かれたもので普通だと緑に塗って終わりだけど、ちゃんと黒ものせてること。
このちょっとした手間が思いつかないんですよ。
それと、
天井に吊るされた葉っぱもせいぜい黄緑と緑しか使わないもんで、ここにちゃんと茶色の葉を混ぜてるところに「美大生の能力」が出てる。
これは期待が高まる!!
まず頭に触覚をつけます。
そうそう。恰好から入るのもすばらしい。
造作もきれいで子供たちも喜んでる。
でもこの触覚、大人サイズだから子どもの頭には大きすぎて・・・。
しかもはめられた子も、動くとポロポロ落ちちゃう・・・。
おしいなあ・・。
みんなで音を出す練習をやった後、秘密道具をみんなに配る。
いよいよ本格的に虫になる時間です(笑)
いろんな種類があって、動くとカサカサ音が出る衣装や、
クロックスにフェルト(?)で装飾して、裏には割り箸(かな?)を張り付けて音が出やすくしたもの。
かわいい。
ただ、
その段階ではフェルトが剥がれ落ちて、普通のクロックスになってました・・・。
「動くと落ちちゃう」ってのはよく他のワークショップでも見かけます。
はめてみるところまではみんなやるんだけど、激しい動きをシミュレーションしないので、本番で気が付くことが多いのがこれ(笑)
ミツバチの恰好も用意されてたんだけど、やっぱり胴回りが大人サイズで子どもは着けることができず、床に放置・・。
うーーーん・・・。
この光景を見ながら奥さんと(勝手に)会場で反省会。
せっかく美大生が作ったかわいい虫グッズがすべて大人サイズだったのは・・・いや、言葉では簡単に「なんで回避できなかったんだろう」と言えるけど、意外と気が付かない点なんですよ。
だってそばに子どもがいないから(笑)
それよりも「みんなで動いて音を出そう」系ワークショップは、完全にファシリテータ次第だな、と。
音の出し方のいろんなバリエーションを持ってないと、見てて「あ、それだけなの・・・」とつらいものになる。
また、子どもに集団行動を取らせるのは親でさえかなり難しく、子供の扱いがわかってないとダラダラと場が流れるだけになってしまう。
子どもは飽きっぽいし、人の話を聞かないわ勝手に動くわ、バカだし(笑)
これを「子どもの行動AKB」と手羽は名付けてます。
そしてなにより「美大生が考える音を出すワークショップとは何ぞや」ってこと。
つい美大生は造作に力を入れすぎて、ワークショップの核となる部分の作りこみを忘れることが多いんですよね。
概要文に書かれてる「音でコミュニケーションを取ろう」が大事なのに、その要素はどこにあったのか。
正直、この内容のワークショップで1時間は長すぎだと感じました。
紙を折り染めして、空想の動物を作ろう!というワークショップ。
紙を谷折りにして、
チャポンと絵具につける。
そして広げると、
こんな面白い模様が!!
これはあかりちゃんが作ったものだけど、色のバランスとかあえて白地を残してるところにセンスを感じる(バカ親)
これは手羽作。
色がにじんで汚い・・・・こういうのは余計なことを考えるとダメなんだな・・・(涙)
模様を使った空想動物を考える。
あかりちゃんは蝶々にしたよう。
モモンガに。
それを学生さんがスキャンして背景をつけると
ほい。空想動物図鑑のできあがり!!
これは奥さん作。
あいからず絵がうまいな、この人・・・・。
そして手羽の空想動物は、
こんな感じに。
ええ。モモンガからムササビにしました(違いがわからない)
「得意技があらさがしで、食べ物が弱者って、あんたどれだけ性格悪いの・・」と奥さんに怒られました。
ちなみに「ふしぎ度」がチャートオーバー、「はやさ度」が0なのは、ムサビを表現。
このワークショップは作ったものを持って帰れたのがよくて。
子どもは「こんなのを作ったんだよ!」と家に持って帰ってお父さんとかに報告したいもんなんですよ。
そうすると親も「参加させてよかったなー」と感じることができる。
多分他のワークショップでも「これ持って帰れますか?」と何度も聞かれたんじゃないかしら。
「授業発表の造形ワークショップ」だからお土産がポイントではないし、子どもさんが作ったものも授業発表の一つなんだけど、でも、これ展示が終わった後にどうするのかしら。
誰かが全部保管します?
捨てるんだったら、その場であげられるものの方がお互いによくないっすか?
全体的に今回のワークショップは中間段階で「大人の指導」が入ってるのは伝わるけど、最後の詰めは学生さんに完全にまかせた印象。
学生さんは1年生が多かったそうだから、「1年生が考える素のアイデア」だとどの大学もこんなもんで、授業発表会だからそういうもんだけど、そういうもんでいいのかなあ、と。
子どもを「実験台」に使う以上・・・もちろんそれをわかってて参加してるし、なにより無料で楽しめるからいいんだけど・・・最低限の部分は大人の力でキープしてもらいたいなあ、と。
デザイン・ラウンジでもキッズワークショップをやるようになったので手羽がアドバイスをする機会が増えたんだけど、基本「学生さんへの教育効果」目線ではなく「参加する子どもと親」目線でアドバイスするようにしてます。
「その場」を使ってやる以上、「その場にいる人」のためにやりたいので。
今週末もこのPBLワークショップは開催されるので、 あえて厳しめに書かせてもらいました。
じゃなければタマビ教務や先生に怒られるの覚悟で書きませんって(笑)
最初は失敗して当然で、それをどう改良するかが「気づき」ってやつだし、授業発表はそこに意味があるんじゃないかと。
なのでどんな感じに変わったのか、ぜひ皆さんも今週末行ってみてください!!
■宇宙から虫かごへ~未体験の世界を しゃがんでみよう 見上げてみよう~ 多摩美術大学主催ワークショッププログラム
普段何気なく見ている世界にも、本当はもっと面白いことがたくさん隠れているかもしれません。 いつもと違って見えるさまざまな世界を探検してみよう!「さあ、きみはどの世界から体験する?」
●会期
・展示:平成26年7月5日(土曜日)〜7月13日(日曜日)
・ワークショップ実施日:7月12日(土曜日)、13日(日曜日)
●開催時間 午前10時から午後5時
●主催 多摩美術大学(PBL科目コミュニティアート1)
●共催 アートラボはしもと
●後援 アートラボはしもと事業推進協議会(相模原市・女子美術大学・桜美林大学・多摩美術大学・東京造形大学)