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美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2014年09月21日

東京デザイン2020オープンセッションVol.04at筑波大学へ行ってきた

昨日は建築学科設立50周年イベントだったり、山形ビエンナーレ初日だったり、The Tokyo Art Book Fair 2014だったり、どこに行くかさんざん迷った手羽です。

結局どこに行ったかというと、
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筑波大学東京キャンパス!

 

この日だったんですね。

東京デザイン2020オープンセッションVol.04
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・日時:2014年9月20日(土)14:00-17:00(13:30 開場)
・会場:
筑波大学 東京キャンパス文京校舎 134講義室
・主催:東京デザイン2020フォーラム
・共催:
筑波大学
・対象:オリンピック関連者、教育関係者、デザイナー、アーティスト、アスリート、社会人、大学生など
・参加費:無料
定員:100名

すっかり宣伝するの忘れてたけど(笑)

実は全然行くつもりがなかったんで宣伝しなかったんです(激白)
でもデザイン振興会の方から前日「全部出席してるのは手羽さんだけだから当然来ますよね?」とメールが届き・・。

そうなんですよ。
関係者以外で
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Vol.01(ミッドタウン)

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Vol.02(東京藝大)

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Vol.03(当然ムサビ)
の全部を見てるのは手羽だけで、これまでとの違いをコメントできるのは手羽しかいない。
建築50周年はムサビ関係者がいっぱい参加してるはずだし、美大愛好家の手羽しかできない仕事はこれなのかなあ・・・と、まんまと言葉に踊らされて結局行くことにしたと。
建築の皆さん、ごめんなさい・・・そしておめでとうございます。

もひとつ、オープンセッションのまとめを8月中に完成するつもりだったけどまだできてないので、申し訳なく参加した・・・ってのもあるんですが(これが大きい)

あ、気が付いた人います?
全てのビジュアルは日の丸がモチーフになってるんです。
東京大会・・・じゃなくて東京デザイン2020フォーラムがそうしろと指示した記憶はないんだけど、Vol.03のデザインを考えてる時に「あ、01も02も丸が入ってるなあ・・・・」と気が付いて、うちもこっそり入れてみました。
すると筑波大学さんも入れてたと。
デザイナーの読み取り力が試されてるというか、秘密の伝言ゲームというか(笑)
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会場はすごく立派な建物で、ムサビもこういうの欲しいっすね。

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卒業制作優秀作品があちこちに展示されてました。

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スタート直後は80人ぐらいだったけど、最終的には150人ぐらいになったかな?

Vol.04のテーマは
アート+スポーツ+テクノロジーの融合による未来

このテーマをつけられる大学は確かに筑波大学さんしかないっすよね。
あとは日大さんかしら。

 

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最初は日本画画家でもあり、筑波大学蹴球部副部長でもあり、日本スポーツ芸術協会理事の太田圭教授。
芸術とオリンピックの関係を。
以前手羽が書いた
なぜ東京デザイン2020オープンセッションatムサビをやるのか
に出てくる芸術競技の話をより具体的にされてて、棟方志功や東山魁夷、小磯良平も芸術競技に・・・いや、オリンピックに出場してたんです。

 

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続いて、加藤研助教による「東京の親水空間と水上交通」。

童謡「春の小川」は渋谷川がモチーフになってるんだけど、はっきりいって今はドブ川で、ほとんどが暗渠化されてます。
で、東急東横線が地下化されたことを機に、高架を撤去して「春の小川」を復活させる計画が発表されてます。
よみがえる「春の小川」 渋谷川再整備 : ホームガイド : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
とはいっても、この完成予想図を見ると「春の小川」のイメージとはちと違うのですが(笑)

イメージはともかく、1964東京は「建物を作る」がテーマだったけど、2020東京では建物を減らして快適な空間を作る「減築」という考え方はどうだろうか、というお話。
日本橋の上なんかもそうですね。

また、東京には意外と個人でも使える船着き場があって、2020東京オリンピックは海側での開催が多いから、道路渋滞のことを考えると確実に便利な交通網になるはず。
実際に規制緩和で羽田空港を拠点とした水上タクシーも運行が始まったそう。
(50分2万円なのでこれを安いととるか高いととるか)

3年前に羽田空港にひっそりと船着き場が完成してるんですって。
羽田空港船着場のご案内
知ってました?
ただ、その場所が「ええ。なんでもっと場所のデザインしなかったの・・・」というところらしく。
日本でよくあることだけど、多分直前になったら話題になるんじゃないかしら。悪い意味で・・。

 

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続いて、筑波大学システム情報工学系 サイバニクス研究センター・河本浩明さんによる「人と融合するロボットデザイン ロボットスーツHAL」。
手羽が一番聞きたかった話。

HALがどんどん進化してることもビックリだけど、日本がチンタラやってる間にドイツではHALを使ったリハビリセンターがスタートし、HALによるリハビリ治療に労災保険が全額適用されたんですって。

 

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筑波大学体育系スポーツマネジメントの高橋義雄氏による「 魅せるスポーツイベントの環境設計」。

私たちの世代の体育教育は「軍隊教育」を元に作られていました。
「水を飲んじゃいけない」もそうだし(今じゃありえないけど)、楽しむのもNGだし、小中高で体育の時間を見学(休む)する時、「みんなが体育をやってる姿を観戦して楽しむ」という概念がなく、「じっと静かに見てろ(正座でもしてろ)」と言われてきた。
日本の体育施設の6割が教育関係施設なので、その「体育文化」は体育館の観客席のほとんどを「土足厳禁」「飲食厳禁」にし、選手が会場に手を振ることも、ガッツポーズをとることも「ふざけるな」と注意されてきた。
でも、平成23年にスポーツ基本法が制定され、その中に「見せる」というキーワードが入った。
そもそも、オリンピックの正式英語表記は「The Olympic Games」で、「Game」とは人が集まって楽しむことを意味してる。
2020東京に向けて、フィジカルエデュケーションからエンターテインメントになっていくし、そうする必要がある。
それに伴って施設もハード面・ソフト面を変化していかないといけない。
「スポーツ施設と市民の集まる場の融合」の先行事例としてアオーレ長岡が紹介されました。

 

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ビジュアルデザインの田中佐代子准教授は「オリンピック・パラリンピックとビジュアルデザイン」として、1964東京のデザイン計画の歴史について。
あ、Vol.04のビジュアルデザインを担当されたのは田中先生です。

 

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筑波大学卒で、デザインプロジェクト「参」(まいる)メンバーであり、某S●NY音響エンジニアの松尾伴大さんは「 エンターテイメント立国」をテーマに。
月に映像をうつす壮大な計画を発表されました。

松尾さんは3_2_1_0のメンバーで、文科省との共催で定期的にイベントを開催してます。
夢ビジョン2020オープンセッション

 

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そしてそして、女子柔道の日本での第一人者であり、筑波大学体育系准教授の山口香さんが「 アスリートから見たオリンピックデザイン」という話を。
政治家になりそうなしゃべりのうまさで(笑)

最近の女子陸上選手のウェアってセパレートタイプ・・・布地の少ないタイプが増えてますよね。
あれって最新の運動工学的に、空気抵抗的に研究され改良された結果だとばかり思ってたんだけど、山口さんいわく
「だったら男性のウェアもそうなるはずでしょ?」と。
た、確かにその通りだ・・・へそを出してる男性選手を見たことない・・・考えてもみなかった・・・。
あれって選手が気持ちを高めるためのものなんですね。
そういうところに「デザインの力」が生きているし、国境を越えて交流できる場づくりにもデザインが大事、という話。

印象的だったのが「オリンピックは日本の窓」という言葉。
これはワールドカップ招致委員会委員長だった岡野俊一郎さんの言葉(厳密には94年アメリカW杯組織委員長の言葉)で、「窓から日本を知ってもらえるし、外を知れる」という意味。
逆に考えると、私たちはそれなりの覚悟をして窓を開けなくちゃいけない。
家の中が丸見えになっちゃうわけですからね・・・恥ずかしいものは置けないっす・・。
「ルンバを発動させるために片付けなくちゃいけないから、『ルンバ前ルンバ』が開発されないかなー」なんて思ってるやつは最悪ですよ(お前だお前)

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最後は環境デザインの渡和由 准教授から「オリンピックと東京のスポーツ環境デザイン」。

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「7つの場」の提案。
この話も面白かったです。
 

テーマどおり、医療・工学・スポーツ・アートと関係する人選、絡めた話になってて、さすが筑波さんとしかいいようがないですな。
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こういう公開講座も東京キャンパスでやってるそうです

あそうそう。ここで重大発表!!!

次回東京デザイン2020オープンセッションVol.05が東京大学で開催決定!!

次は東大ですって。
東京大学i.schoolがメインになるのかな?
日程は11月3日とのこと。(4日だったかな?)
東京藝大、筑波大学、東大と国立の中にポツンと小さな私立美大ムサビが入ってるのは、なんていうか気持ちいい(笑)

 

最後に会場から「2020東京オリンピックのデザイン計画についてあまり聞こえてこない。進捗状況とかご存知の方が会場にいたら教えてください」という声が。

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急遽それに答える、いつもお世話になってる日本デザイン振興会の矢島さん。
ちょうど手羽も明日あたり、そのことをブログに書こうと思ってたところで。

 

ちなみに筑波大学東京キャンパス前の窪町東公園

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不思議な彫刻が設置されてて、

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こんなお魚さんや

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ユニコーンなど手羽の大好物なものばかりでした。
カイザースラウテルン市の「姉妹都市提携」記念らしいっす。
彫刻ファンは必見ですぞ。

 

以上、今まで「手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート-●●-」という表記を使ってきたけど、あまりにも長すぎて、リンクを貼りにくかったからこれからは「●●に行ってきた」に変更する手羽がお送りいたしました。

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