< BACK TO D-LOUNGE

美大ラウンジ(裏)

美大、デザインラウンジの「裏」の話を、手羽イチロウとその仲間がお伝えするブログです。

2019年04月15日

卒業生の作品を見よう ムサビ優秀展

新年度になってから二週間が過ぎました。

 

どうもハタです。

 

新入生の方々はお友達ができたでしょうか?

履修もそろそろ固まりはじめ、

これからどのように制作してゆくのか

夢が膨らむ時期だと思います。

 

とりあえずなんかすごいものを作ってやる!

 

そう息巻いていたのも10年程前

卒業制作のあの熱気を懐かしく感じます。

 

美術大学に入ってから欠かさず見てきたムサビ優秀展

 

今年もお邪魔してきました。

IMG_0255

IMG_0256

今年のデザインは◯カデミー賞のような感じになっています。

 

IMG_0254

高木謙造さんの 或る から 在る へ

ムサビ美術館前の屋外作品

例年屋外展示に適したものが1、2点選出されます。

ブロンズの大きな立体作品です。

 

IMG_0136

國保彩夏さんの クオリアの怪物

 

美術館に入ってすぐ目に入るのがこの作品です。

IMG_0137

脳のシナプスをイメージしたようで

木の素材感が有機的なモチーフと合間って存在感のある作品になっています。

 

 

IMG_0143

宮下真由さんの 晴れの日

 

テキスタイル作品

IMG_0144

モノトーン調に現代的なイメージがパターンとして敷かれていて、

具体的なモチーフが規則的に連なる様子から

上品で耽美的な仕上がりになっています。

IMG_0145

IMG_0146

 

 

ムサビの卒制で個人的に毎回楽しみなのが建築模型です。

 

 

IMG_0156

小杉将之さんの 35° 43′ 34.5″ N 139° 26′ 51.6″ E

 

タイトルがムサビ中央広場の座標になっているようです。

IMG_0155

自らが通う大学の建築計画ですね。

IMG_0158

地上のランドスケープと地下に漏れこむ光がいいカンジ!

IMG_0159

自分の母校がこうだったらとか、

夢が膨らみます。

 

 

IMG_0163

吉田葵さんの 積層するGL

IMG_0164

西武新宿線と都営大江戸線が接続する中井駅の構想です

IMG_0165

都営大江戸線は私も通勤で使っているのでどこか身近に感じます。

 

立体的に交差するインフラの空虚をどう活用するのかがポイントのようです。

IMG_0166

ちゃんと美術作品の展示空間も設けられています。

IMG_0167

こんな中井を見てみたい!

IMG_0168

 

 

 

IMG_0092

清水良広さんの  そっぽを向くスクリーン

IMG_0093

普段我々が目にしているモニタスクリーンを立体的、構造的に捉え直した作品です

IMG_0094

今や日常的に目にする写真や動画

それらの情報を運ぶ媒体に対してどれ程興味を持つことがあるでしょう?

IMG_0095

表面と裏の役割が変わってゆくことにより

新たな効果が出力されます。

IMG_0096

 

IMG_0105

籏智裕駿さんの Soundscape Morphologies Ⅱ

IMG_0102

実際の作品は規模の関係で展示されていなかったのですが、

記録映像でその様子を見ることできます。

IMG_0103

 

空間の存在そのものを問いかけることは

私の制作にとっても永遠のテーマです。

IMG_0106

時間や音等など

普遍的な要素を慎重に用いて作られた装置です。

IMG_0108

IMG_0104

 

 

 

IMG_0113

宮崎歩さんの ブルカニロ

IMG_0114

動く照明作品です。

IMG_0115

綺麗です

 

 

手回しで照明が回転します。

IMG_0116

IMG_0118

IMG_0117

シンプルな構造ながら、

確かな精度と仕上がりのビジョンが無いと作れません。

 

 

IMG_0128

合田陸さんの The Runner

IMG_0129

こちらの作品は五美大展の記事でも紹介させていただきました。

IMG_0130

どこか温かみと哀愁を感じるミニチュアたち

IMG_0132

ダンボールならではの卓上感がいいです。

IMG_0133

ミニチュアを使って作られたストップモーション映像も上映しています。

IMG_0131

 

 

IMG_0170

石井絵里子さんの 韻律

IMG_0172

リズムや反復の造形はデザインの基礎的な演習でもよく行われますが

これほどシンプルに、無限の存在感が表現されていて、

圧巻です。

IMG_0171

 

 

IMG_0195

済藤玖美さんの 和紙のひと

IMG_0197

日本における和紙の製造を調査したプロジェクト

IMG_0198

IMG_0201

IMG_0200

映像も上映しています。

IMG_0203

全国の様々な和紙のサンプルがあります

IMG_0207

IMG_0204

関東にこれだけの種類があるんですね。

IMG_0205

北海道は一種類……

 

 

続いて彫刻作品

IMG_0221

上久保徳子さんの その横のこれ

IMG_0223

これまた五美大展でみた作品ですが

展示の仕方で随分と様変わりしました。

IMG_0222

IMG_0224

IMG_0225

物体一つ一つに集中できます。

IMG_0226

 

 

IMG_0228

平川いつかさんの さよなら春の日

IMG_0229

とても繊細ながら大胆な作品です。

IMG_0230

IMG_0231

IMG_0232

個人的には一番惹かれた作品です。

 

IMG_0252

映像作品の上映もやってました。

残念ながら写真は撮れなかったので

是非会場でご覧あれです。

 

他にもこんな作品がありました

IMG_0214

IMG_0216

 

IMG_0121

 

IMG_0189

 

IMG_0193

 

IMG_0218

IMG_0219

 

IMG_0100

 

IMG_0176

 

IMG_0209

IMG_0211

 

IMG_0085

 

IMG_0181

IMG_0182

IMG_0187

 

IMG_0148

 

IMG_0241

IMG_0244

IMG_0245

 

IMG_0140

 

IMG_0236

 

彼らは卒業後もさらに制作を重ねていくことでしょうし

仕事や人生経験の中でどんどん洗練されていくことでしょう。

 

IMG_0246

 

ただ卒業制作とは不思議なもので、たとえ上手くいかなくても

他の制作物とは代え難いマスターピースとして残るものです。

 

他からの評価とは関係なく制作者自身に永遠に語りかけてくるものです。

 

新入生の方々は今後挑むものであり、

卒業生は一生大切にしていくもの

 

それぞれのドラマが詰まった作品を今後も期待します。

 

 

今月27日まで開催します。

まだ見ていない方はお見逃しなく。

 

 

ハタでした

Category :

Comments ( )