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武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ 東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウンタワー5階 〒107-6205 Musashino Art University Design Lounge 5F Midtown Tower 9-7-1 Akasaka Minato-ku, Tokyo 107-6205 Japan telephone : +81-3-3470-7221 / facsimile : +81-3-3470-7225

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EVENT

武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジで行われる
さまざまなイベントをご紹介します。
参加のお申し込みは詳細ページから可能です。

< March 2015

【lecture】公開講座「トップデザインセミナー」特別版(イベント終了)

公開講座「トップデザインセミナー」は、平成24年4月に開設した武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジにて行われる、「これからの日本のデザイン」を共通テーマとした講座です。

今回は特別版として、ミラノ万博日本館サポーターを務められる陶芸家の藤原和氏を講師にお招きし、「日本人と器」をテーマにお話しいただきます。ご講演後、本学長澤忠徳教授から、海外連携校との「カルチュラル・ライブラリー・プロジェクト」の取り組み「Street Stalls」と「Tea Time Project」が紹介されます。その後、特別対談「ティータイム・プロジェクトとコンビビアリティー」として、藤原氏、長澤氏両者の視点から「懇親力」実践論をテーマに対談を展開していただきます。

講師:
藤原 和 氏|陶芸家・藤原家当代/ミラノ万博サポーター
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藤原氏略歴
1958年 備前焼の人間国宝 藤原 雄の長男として備前市穂浪に生まれる。
明星大学終了後帰郷。同じく人間国宝であった祖父啓・父雄に師事し作陶を開始。
1990年 初窯を焚き、翌1991年の岡山天満屋での初個展を皮切りに、日本橋高島屋など全国のデパートやギャラリー及び国内外での個展を毎年開催する傍ら、祖父や父の記念展などのプロデュースも行なう。近年、今あらためて日本人のはぐくんできた「日本の文化」や「縁」といった「日本の容」に対する想いを、陶芸のみならず多方面との交流活動を通し、問いかけている。

ファシリテーター:
長澤 忠徳 氏|武蔵野美術大学デザイン情報学科主任教授
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長澤氏略歴
1953 年生まれ。武蔵野美術大学卒業後渡英。英国 Royal College of Art 修士課程修了。81年帰国後、事務所を開設。87年には、ロンドン、東京を拠点とするデザインシンクタンクを設立、デザインコンサルタントとして数々の幅広いデザイン活動を国内外で展開。99年武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科教授に就任、現在は同学科主任教授を務める。国際交流を推進し、海外提携大学でのワークショップを実施している。

日時:
平成27年3月23日(月)18:30-20:30 終了後に参加自由の交流会を予定しています

会場:
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
(東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウン・タワー5階 東京ミッドタウン・デザインハブ内)
会場は同フロアのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター、交流会は武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジで行います。

受講料:
1,000円(当日受付にて承ります)
※武蔵野美術大学の学生は、当日学生証を提示すると無料になります。

定員:
100名(申込先着順)

申込方法:
E-mailにてお申し込みください。
「氏名(フリガナ)・電話番号・E-mailアドレス・本学学生は所属学科名・学年」を記入して下記アドレスまでお申し込みください。
*必ず件名に「公開講座特別版 受講希望」と明記ください。

申込先アドレス(武蔵野美術大学 企画部研究支援センター):
E-mail  kenkyu@musabi.ac.jp

主催:
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ

運営:
武蔵野美術大学企画部研究支援センター

協力:
東京ミッドタウン・デザインハブ

後援:
港区

 

同時開催展示(武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ)
【exhibition】懇親力のデザイン(Conviviality Design)〜和文化で集う“多目的ユニット(集成材)”の提案
2015年3月21日(土)~26日(木)11:00-19:00 ※23日(月)のみ18:00まで

 

【Archive】

◯藤原 氏によるトーク。

備前(現在の岡山県)は1300年頃の室町時代〜明治中期にいたるまで、窯の火を絶やすことなく作ってきた窯業地である。
約400年前に描かれたと言われる一遍上人絵図にも、備前焼の壺が登場している。

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備前焼の特徴は、以下のとおりである。
● 釉薬(ゆやく)を使わないこと
1000℃以上の温度で30時間以上焼くことで、遠赤外線が出る土になる。水や花が長持ちする、酒の味が変化するなど、この効果を利用した使用方法は現在でも活用されている。

● 窯焚きが長いこと
備前焼は炻器に分類され、1000℃以上で10〜12日間かけて制作する。そのため、丈夫で耐水性のある焼き物に仕上がる。

さまざまな技法を用いた作品の一部紹介。
・窯の中で炎がどう動くのかを計算して模様をつける作品→緋襷
・対火の高い粘土を使った土を丸めて作品の上に置き、焼きムラをつける作品→牡丹餅
・岩絵の具を使って土に色をつける作品→彩色備前

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備前焼に限らず、日本ほど様々な器がある国は他に無い。
これは宗教観の違いに由来している。
・善悪が存在するのがキリスト教
・善悪が存在しないのが神道
つまり日本人には、善悪は神ではなく、自分にあるのだとする美意識がある。

「食べ物→生産者→自然」←その全てに感謝する
感謝から発して、より豊かに、より美味しく食べるための衣装として器があり、発達した。

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藤原 氏はここで問いかける。
現代人は自分の食器を持っていない、自分のルーツ(生まれ)を知らない、自分の食文化を知らない。素晴らしい工芸、文化があるのに何故、大切にしないのか。

藤原 氏曰く、器を作る人とは、生活を豊かに楽しんでほしい、と願いながら作り続ける人なのである。

 

◯長澤 氏によるトーク。

2006年から実施している「Cultural Library Project」。
3年間を1タームとして3回行われてきた。
●参加校
・Köln International School of Design (Köln)
・Central Saint Martins,UAL (London)
・Shin Chen University (Taipei)
・Musashino Art University (Tokyo)

「グローバル化とは何か。国際化とは何か。」
いつでも引き出せる所に、いつでも学生の教材になる、世界の見方が全然違う装置を作ろうということで、このプロジェクトが発起した。

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世界のストリート・ストール(屋台)を調査すると共通点が見えてくる。
・店主は人と話すことが好き(=コミュニケーションしようとしている)
・潰れることがない(=屋台は人がいるところに出向くものだから)
新しい屋台の形で何ができるのか。
新しいサービスを考えられないか。
設計された都市空間と私たちの暮らしの間には、自由自在な何が存在し繋げているのか。

Tea Time =お茶の時間
お茶の時間を考えるということは、どっちつかずの時間を考えるということである。
「ちょっと、お茶でも飲みに行きませんか?」
日常的に使われるフレーズだが、「お茶」は時間的な何かを支配しており、その時間を使って何かを達成するために、私たちはお茶を飲むのである。
お茶には国や民族によって文化がある。ここから新しいお茶の文化をつくることができないか、という大きな投げかけをし、学生たちが試みている。

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藤原 氏の話を受けて。
器を作る人は、単に茶碗や壺を作るわけではなく、そこにある何かで、何かが起こってほしいと考えている。
これはつまり、Vivialな空間まで考えられているのである。

「人をもてなす」とはどういうことか。
時を大事にするとはどうすれば良いのか。
その時に、なぜ、コーヒーではなくお茶なのか。
半分は文化的に、半分は自分の生活を振り返って、新しい何かを提案し、世界中で情報交換するのが「Cultural Library Project」のねらいである。

●提案の例
・お茶を買うのではなく、話題を買うというアイデア
・限定された空間にお茶を持ち込むというアイデア

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仲良くなるには何が必要か。
なぜ、私たちは宴会をするのか。
Convivialとは何か。

 

◯「懇親力」についての対談。

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藤原 氏のご友人で、有田焼(鍋島焼)を作る十四代・今泉今右衛門の兄にあたる今泉善雄 氏。
急遽、予定を変更し、三人での対談となった。

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●「おもてなし」とは何か。
「おもてなし」とは「しなければならないこと」ではなく、「思いを以って為すこと」である。
人が生きる世界は、人それぞれ違う。ゆえに、人をもてなす基準はお金ではない。普段の有様が大事なのであって、無理して取り繕うものではないのだ。

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●酔うことで、なぜ関係が深まる(ように思う)のか。
酔わなければ言えないことは、本当は酔っても言えないことである。
お茶ではまだ、心の壁を作ったまま話している感覚がある。お酒には、ただ、心の壁を取り払う力がある。

●なぜ、先人は宴席に連れて行ってくれるのか。
理由はよくわからないが、その時の身分では入れないようなお店で「何が旨いもので、何が不味いものか」を教えてくれる場になっていた。

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【まとめ】
懇親する場に失敗という概念は無い。しかし、この世知辛い世の中で懇親を割愛することで、弁解の余地はなくなり、言ったことが全てになってしまう。利を追求しすぎると、寂しい世の中になってしまうのだ。
また、懇親する場は、ある程度のことが許される不思議な空気も持ち合わせている。だからといって何をしても許されるということではなく、自分は何者かを理解した上で、人と関わりを持っているという自覚を持たなければならない。

たとえ懇親の場でも、付き合いに対して覚悟を持って向き合うこと。
これこそが、懇親力を育てる第一歩ではなかろうか。

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